2011年6月18日土曜日

The Siayanのもの創り

いつも私の相手をしてくれる、シアターグループのみんなが、突然シアタートレーニング合宿に行ってしまったため、立てていた予定がすべて流れた、今週一週間。


感じたこと:メリとハリの大切さ。


私たちの活動は、特にエイズ対策という職種は、非常に幅が広い。

貧困、衛生、文化、環境、教育、病院、政府機関、NGO、CBOなど、エイズの対策のために必要な視点はたくさんある。

そんな中で、隊員それぞれが、自分の地域にあったこと、自分の得意分野などを元に、活動に励む。


ということで、私も、『HIV新規感染者を一人でも減らす&健康的に地域おこし』というキャッチフレーズを自分の活動に着け、日々やっている。

しかし、この活動を、誰かがしっかり評価するわけでもなければ、答えがはっきり出るものでもない。

つまり、ものすごく自由でいろんな可能性もあるけど、その分厳しい、自分との戦になる。



日々活動していても、あちこちに足を突っ込んでいるため、土日がいちよう休日のような感覚ではいるけど、平日も休日のようなときもあるし、土日でも活動らしいことをしている時もある。


やりたいこと、やれそうなことはいっぱいあるけど、割り切って、自分でどこかに線を引かなければいけないことがたくさんある。一方、ドコまでが活動で、ドコからがワタクシゴトなのかの線の引き場所がよく分からない。


自分で、大事だと思ってやっている活動でも、周りの人からは、おまえは今日も仕事休んで何やっているんだ。と言われることも多々ある。


何かを始めよう、何かを作ろうと立ち上がり、家にこもって準備することもよくある。



非常に白黒つけにくい活動。

メリとハリをつけなければ、永遠に考えるはめになり、寝る間も惜しむことになる。

そんなことを、今の今まで気がつけなかった私は、今週一週間、遅寝早起きを繰り返し、自分の中の目的のために突っ走り、くったくたになった。



そんなヘトヘトで、本日家と言う名の、私の事務所で、もくもくと作業をこなす私の横で、勝手に入ってきて、勝手になにやらランドセルらしきものを作って帰ったフィデール君。



ちなみに、私のコンパウンドはゲートが厳重にいつも締められており、大家さんがおっかないため、ほとんど子どもも入ってこない聖域にも関わらず、彼は何度も大家さんにこられながら懲りずに、我が家に侵入してくる、勇気の持ち主。

しかし、へとへとの私は、基本放置プレー。勝手に遊んで、勝手にモノをあさって、勝手にシャワーを浴びたりして、帰る。







そんなへとへとの私を、毎朝早く起こすのは、モリンガの師匠。ダラマス君。



彼が起こしにくるわけではないけれど、いつもモリンガの世話から何でもやってくれるため、感謝の念から起きざる終えない。


ちなみに、英語堪能にも関わらず、私に容赦なくスワヒリ語で話してくるため、結構長い付き合いになるけど、今までほとんど言っていること理解できたためしがない。






そんな彼が、畑仕事の傍ら、水汲みにくる子どもたちのために、バナナの木で作った、




ゴミを食い止める橋。


素晴らしいの一言に尽きる。





彼のおかげで、

水汲みが前より楽チンになったが、パンツーマルミエ~な子どもたち。








いつも、同じ場所、同じ体勢で黙々とモノを作る少年。



何を作っているかというと、

受話器車。


電話ごっこも、車ごっこもどっちもできてしまう、優れもの。






前にも紹介したかもしれないけど、パピルスの茎で作った、船。




完璧に私のものづくりよりは、上をいっている。




ケニアに来て、援助なれし、自分から何かを変えていく前に、お金やモノを求める人々に多々出くわす。

しかし、それと同時に、ものすごくハングリーに、クリエイティブにモノを作り出す人々にも出くわす。



私はやっぱり後者が好きだね。


彼らにしてみれば、スキとかキライの問題じゃなく、生きるためにそうせざる終えないのだろうけど。




活動は、白黒付けにくいけど、彼らと共に活動をして行こうと思った華金でした。



よい週末を~


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