2012年5月27日日曜日

The Bodabodaにーちゃんの涙。

ある日、Bodaboda(自転車タクシー)のにーちゃんが泣いていた。


いつもアホみたいに明るく、アホみたいにしつこくからんでくる奴ら。



仕事そっちのけで、ミュージシャンみたいに写真撮ってくれと、

アホみたいにポーズを決めてくる奴ら。









ある日、そのにーちゃんたちが涙目で、必死に帽子で涙を隠していた。


どうやら、一人の若きBodabodaにーちゃんが事故で亡くなったらしい。

まだ、24歳。

いつも人懐っこく話しかけてくれた、
デニス君。




その日から一週間、

夜、にーちゃんたちの遠吠えが絶え間なく続き、

日中、酒臭い&涙目でぼけーっと仕事。

を繰り返し、

本日、お葬式。




ココでは、本当によく人が亡くなる。

でも、よく人が生まれる。



文化に違いがあるように、生死の感覚や、タイミングにも違いがあるのかもしれない、なんて思ったりすることもあった。




でも、今日はじめてお葬式に参加した。

終始みんな歌い、泣き、お酒を飲み、遺体を埋めた。

ココでは、お葬式の2・3日前くらいから、うちでお酒やら食べ物が振る舞われ、三日三晩飲みまくる。

普段、チームワークのクの字くらいしか感じない彼らだが、お葬式のときだけは、ものすごいチームワークを発揮し、お金を集め、たくさんの人で死者を見送る。

本日も、式次第から、写真販売、故人の顔バッチまで配られた。



デニスは、とても愛嬌が良くまだまだ若い青年だっただけに、本当にみんな悲しそうだった。




やっぱり命は重いと思った。



でも、一瞬で無くなってしまうものなんだなとも思った。



今を、今日を、全開で生きよう。


今ある命を全開で生きよう。


と、思った。



いつも、ケニア人が、初対面でも、「好きだ!」とか、「結婚してくれ!」とか、「番号を教えろ!」とか、「お金をくれ!」とか、ダメもとでも、この外国人との出会いを無駄にするか的な、

底知れぬ精神を持っているのは、

いつ無くなるかわからない、今を全開で生きているからなのかもしれない・・・。





でも、運転には気をつけてほしい。

体は大事にしてほしい。

何十年後も、この同じ世界のどこかで、共に笑っていてほしい。

そして、月曜には立ち直っていてほしい。





健康第一、絶対無事故で、

今やれることを全開でやったりましょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿