2012年6月23日土曜日

ただいま~


2年間ケニアでの任期を終えて、日本に帰ってきました。




この2年間は本当に私にとって大きなモノだったから、できればもっとじっくり振りかえったり、しみじみしたり、別れを惜しんだりしてきたかったところだけど、


あまりの忙しさに、ダーっとケニアを後にしてきました。


飛行機で、ゆっくり2年間を振り返って~
なんて思ってたけど、

あまりの快適さに爆睡~



ドコデモドアか!ってくらい、あっという間についてしまった。


日本に着いてからは、幸せな食事~

のオンバレード。

何を食べても幸せ度200%くらい感じることができる。

ホテルのシャワーも完璧だし。


ところどころ、駅の人とか、タクシーの人の冷たさなんかに出会ったりもしますが、

この国は、素晴らしさにもあふれているぜよ。






しかし、不思議なもんで、

刻一刻とケニアでの感覚は薄れ、日本人に戻っていく。

本当に、夢の世界のことだったみたいに思える。




いろんなことを見て、感じて、行動してきたけど、魚と同じで鮮度はどんどん落ちていくモノ。



疲れた~

なんて言って、立ち止まっていたら、シアヤのみんなと約束したことも、自分に課した決意も、薄れていくのだろう。


シアヤで、私はいつもユースに向かって偉そうに言っていた。

「今やらなかったら一生できない!」と。

「地域を引っ張るリーダーになれ!」と。

「変化は、己の心の中から生まれる!」と。

「一つ一つの行動が自分を変え、時代を変える!」と。

「貪欲に、バカになってうねりを起こせ!」と。



これからは、その言葉を、シアヤの友に言うように自分に言ったる!






私の闘いは、これからである。


立ち止まるわけには、いかない。


みんなも頑張っているから。

大切な2年間を無駄にしたくはないから。





みんな元気かな~。

今日も、普通に日々は過ぎたことでしょう。







応援、ご心配をしてくれていた皆さま。

本当にありがとうございました。

みんなの、励まし、祈りなくして実現できなかった2年です。

これからも、元気、やる気、本気!

まだまだやったります。


どこかでお会いした際には、また仲よくしてください~

これからもよろしく。

2012年6月15日金曜日

The ぎりぎり間に合いマスター。

いや~、久しぶりに夏休みの宿題が終わらない少年の気分。

いや、少女か。

本気で、お泣きそうになりマスター。



任期1か月をきった時点でようやくGOサインがでた、コンドマスター君増作。


ケニア国家エイズ対策委員会から、20体。
シアヤ周辺で活動しているNGOから、1体。



完璧に甘く見ていマスター。

時間と、気力と、こだわりの闘い。


でも、無事終わりマスター。

そして、無事本日任地を引き上げてきました。

ぎりぎり、セーフ。




目、42個着けマスター。












靴、42個作りマスター。














頭のカゴに細工しマスター。












集合写真。





ここから、ケニア国内10個所の事務所に飛び立ちます。







闘い疲れた私も、もうすぐ、日本へ、飛び立ちます。











これから、旅立ち、そして、新スタート。














君らも頑張れ、私も頑張る。 





これから、どこかで、彼らを見かけた際には、

「あ!コンドマスターだ!」と叫んであげてください。













郡司&セクハラフェリップ君のツーコンビによる取り扱い説明ビデオをこれから作って、晴れて終了。


















あとは、よろしく頼みマスター。












終わりました。



疲れマスター。


でも、間に合って、本当によかった。


行け行け、フレフレ

コンドマスターズ!

2012年6月10日日曜日

The Final Revolutionの黒子たち。

私の2年間の活動のすべての集大成とも言えるべき内容となったワークショップ。



私の情熱をすべてつぎ込ませてもらったし、今いる隊員、そして帰国した同志たちの情熱も全開で詰め込んだモノとなった。



協力隊の能力者たちの力なくして、今回の成功はありえん。




今回の代表かとぅ。



彼の柔軟さ、営業スマイルなくして、今回の企画は成立しなかった。 











残るモノに、熱い気持ちを残してくれた、清水先輩。

今回は、彼女の意志を引き継いだジョン君が、大活躍してくれた。









いろいろなモノを共に創り上げてきた熱い思いを持つOld エイズ対策メンバー。


素晴らしい経験と能力を持つ新隊次の方々。

他職種からも、カメラマン、お手伝いとして、たくさん参加してくれた。












そして、ケニアに新たな可能性と癒しを与えてくれた、

コンドマスター君。


















今回司会に抜擢した、グンジさん。


そのポーカーフェイスの裏に隠された熱い思いなくして、今回のワークショップの成功はなかった。



 最後、活動報告の際には、

「情けない・・・。」と男泣きをする場面も。



弾けグンジも登場。





本当に能力者が多い。

それでも、変化を生むというのは容易ではない。



でも、

熱い気持ちはきっと伝わっているだろう。 

みんないい目をしていた。


ケニア人も、日本人も。





さ~て、帰る準備始めるか~

The Final Revolution。

この2年間。

いろいろなことがあった。

無力を日々感じ、悶々と考え、模索の2年。


一番に力を入れてきた、ヘルス教育と、力のあるモノどうしを結び付けるThe坂本龍馬活動。



最大のチャンスが最後の最後、くそ忙しい時にやってきた。



今までも面白い活動をしてきたHAPA(エイズ対策隊員の分科会)。


今回は、副代表を務めさせてもらい、内容もやりたいことをやってくださいと支持を受ける。




じゃ~やってやりましょうよ!




ということで、実現したのが、
今回の「ケニアのエイズ教育に革新を!」ワークショップ。










なんと、今回のゲストは第一回野口英世アフリカ賞受賞者、

ケニアの母こと、ミリアム・ウェレさん。


アフリカ各国で、いろいろなポストを務め、未来を担う青年たちに希望を託し、今なお現役で活躍するスーパーおばあちゃん。


今回は、「ユースとエイズ」というテーマで講義をいただき、

「未来を担う君たちへ」という、メッセージもいただいた。



言葉で、というよりも、その存在感と、温かさ、

そして、ダンスで青年たちのエールを贈る~





そして、斬新な企画、モデル授業。

今回はLifeSkill教育(日本で言う保健体育)のエイズ教育の部分をやってもらった。

ウェレさん率いる、UZIMA財団の有望な若き女性スタッフ、

ウイニーさんによる楽しいセッション。







「自分の人生は自分で決めるもの!どんな人生を選ぶのか、自分でしっかり考えなさい!
これからは、女性が強く強く生きるのよ!」





そして、最後は人生のVision。













そして、忘れちゃいけない、この人。

JICA、ニャンザ州ヘルスマネジメント強化プロジェクトチーフアドバイザー、
杉下先生。

でました、出ました

「Change from your inside!」

「あなたの考え方が変われば、あなた自身が変われば、あなたが強い気持ちを持つなら、あなたがリーダーとなって立ち上がるなら、必ずそれに賛同する人が出てきます。そして、必ず今の状況を変えることができます。」

「Stay hungry stay foolish!」

「Be a leader!」


「みんながリーダーになる素質があるわけじゃない。だけど、リーダーの一歩を形づけるのは、リーダーに賛同した2番手、3番手の人。リーダーになれなくても、思い切って飛び込む2番手の人になれ!」



いつもこの人のプレゼンは、人の心に火をともす。















私たちの挑戦、TENGA(大人のおもちゃを販売する日本企業)紹介とマスターベーションの推奨。




ケニアでは、まったく一般的ではないマスターベーション。

アブステイン(禁欲)中心の性教育の中、

今回アンケート調査によってはっきりと実証された、アブステインの限界。

「Secondary Schoolの52%がすでにSEXを経験ずみ。」

「男子生徒の36%は結婚までアブステインはできないと感じている。」


これらの現実を受け止め、己の性を尊重し、予防教育を行うには、

マスターベーションは、切り札になるはず。


反応は、人によってさまざま・・・・。









Team Work Building。


皆で即興ダンス作り。

おじさま、おばさま方、チョー真剣。








グッドヘルスプロモーションとして、

日本のラジオ体操や、熊本のラジオドラマ、合唱コンクールの紹介。





隊員一人ひとりから、日本のユースとしてのケニアでの活動、感じたこと、そして夢を発表。













帰国した清水先輩の弟子、ジョン君による、布ナプキンの紹介。










一通り、いろいろなヒントの提供が終わったあとの~

これから、どうHIV教育をやっていこう?

己の立場で、Lifeskill教育にどう関わっていこう?

各県でチームとしてどうコラボしていこう?


ディスカッション。




本当に本当に夢のような時間だった。

















今回Siayaから選抜された、活気あるよき人材、

Guidancs&Counselingの先生:Beatrice、

DASCO(県エイズオフィサー):Luke、

シアヤの若きリーダー:David君、

トンチンカン:私

TEAM SIAYA。








私のできることは、全力でやりぬいた。

込められるだけの情熱は、ぶつけた。


あとは、彼らの熱い気持ちを信じて、陰ながら応援するしかない。






”君も頑張れ、我も頑張る!”