2010年11月28日日曜日

The Hure~Hure~ 私たち~

毎日患者さんの体温を測定していた私。

さすがにアホの私でも気がついたことがあった。

朝ということもあるけど、みんなの体温が低いこと。

半分くらいの人が、36度に達しない。

たまに、「そんなんでしっかり測れるか~」と突っ込みを入れたくなる人もいるからだけど・・・。


+私も最近低体温ぎみで、ひどいときは35,0度くらいで、朝ベットから起きるのがとても辛い。

ということで、インターネットという現代の科学の功績を使って調べた。



HIV陽性者にとって、免疫力をいかに保つかということが一番の課題になってくる。

昔から、健康的なこととそうじゃないことは、本能で分かってしまう私の勘は正しかった。


低体温は、免疫低下につながる。また、栄養を吸収しにくく、不眠・食欲不振・疲れさすさなどにつながる。

改善のためには、適度な運動。栄養バランス。体を温める食品をとること。

しかし、コレは日本の人向けの情報。

体温測定をしていると、体温計をわきの下で挟めないほど、痩せている人が結構いる。

彼らの、一日の仕事量や、歩く量からいって適度すぎる運動はしている。


問題は明らかに栄養。体を温め、安く、手軽にそしてたくさん食べられるものを探さなければ。



そして、人間の功績、インターネットにによって、低体温→免疫を調べているうちに→Smileというものにたどり着いた。


笑うことは、免疫力を向上させ、やる気を生み出し、その上、周りまで明るくする。


何度も書くけど、HIVは免疫との勝負だ。社会的な偏見との勝負でもあるけど。


薬や、免疫低下に伴って発症する病気の治療も大切だけど、

一番大事なのは、栄養と、免疫力を保つための生活。


免疫と気持ち的なものが大きく付きまとうHIVと戦うために、笑顔ほど強い武器はない。

その上、Smile is free!



そして、人類の功績インターネットは、低体温→免疫→Smile→ノーマン・カズンズ(笑うことで難病を克服した人)→D・カーネギー(本『人を動かす』などの著者)→心動かされる名言集というように私を導いてくれた。

そして、病院に来る人のために何かできないかと調べ始めたはずなのに、いつの間にか、ものすごく自分が励まされてしまった。


なので、いくつか紹介したい。

心動かされる名言集
http://www.youtube.com/watch?v=amzSS992jII

それでもあきらめなかった偉人たち
http://www.youtube.com/watch?v=UbzxUdp3hRo&feature=related

心に響くドラえもん名言集
http://www.youtube.com/watch?v=owo7OofaRB0

水戸黄門幻の4番
http://www.youtube.com/watch?v=8RcjTxelkIE

いいblog
http://yume-warld.seesaa.net/category/6123334-1.html


すごい人はいっぱいいる。いい言葉もいっぱいある。

それらから、元気をもらい今を元気に生きれたら、自分の心を少しでも熱く変えていけたら、この世の中も少しは変わっていくかも知れない。

人類の功績インターネットによって、励まされた私であった。

皆さんもよければ、励まされてみてください~



The With Jananese~

本日は、早川さんのところにVisitersが来てくれたため、Siayaツア~。

ということで、今日は観光者気分で、Siayaを堪能し、写真を取り捲った。



登山するとは知らず、ラフにサンダルで出かけてしまった私。

同じ道を同じように歩いても、Kenyanの足は、汚れが目立たない。


こら~と思うこともありますが、後で写真に納まった子どもたちを見ると、やはり何か嬉しくなる。



ケニアの未来を見つめる青年?


私の顔に負けない大きさの果物。



日本のテクノロジーにSiayaの自然が勝った瞬間。




写真好きの日本人と、それに付き合わされる、Kenya人。





まだまだ、私のSiayaでの道は、続く・・・・・・。


同じく国の人がいるって、言葉がしっかり通じるって心強い。
だけど、それは、Kenyanも、私に対して抱いてることなんだろうな~
まだまだ、Kenyanへの道は果てしない~

2010年11月27日土曜日

The NO.1 in the WORLD!

昨日まで、水がしばらく出ていなかったので、今日でケニア最高記録の6日目に突入するか!と思われましたが、今日は恵みの水が出て、シャワーあびれた~と思ったら、今度は、水道故障により水が止まらないという極端な我が家。

その上、停電、ネットもプツプツ状態ということで、7時半に就寝。しかし、起きたのは朝8時というなかなかの生活をおくっております今日この頃。


そして、先日二日連続で、直撃しました~ちょっと臭いウンが~天から~
どうやら、幸運がめぐってきたようです。ついてる~。


このウンのおかげか、活動のヒントをもらおうとちょうど連絡をとってみようと思っていた、医療サービスについて研究しているJICA専門家の方と、日本からインターンで来ているお医者さんたちが、SIAYAにやってきた。


とにかく、探せば探すほど出てくる、我がCCCの素晴らしい資料を皆にばれないように、写真に取りまくっていたところ。
同僚から、お前の兄弟が来てるけど、挨拶しなくていいのか?といわれ行って見ると、今、まさに連絡をとろうと思っていた人がそこにいたので、驚いた。



その上、ちょうどそろそろお肉が食べたいな~と思っていたところ。
ちょうどお昼の時間!ということで、鶏肉定食(Chickin & Ugari)をおごってもらい。



そのあと、コミュニティーに一緒に連れて行ってもらい、ありがたき情報をたくさんゲットできた。


本当にありがたし。



そして・・・・・。


いろんな国や、ケニア国内のいろんな病院を知っている彼らは、口をそろえて言っていた。

「SIAYAはすごい、活気と可能性を感じる。」
「こんなに、大きなPSC(HIV/AIDSのPatient Supprt Center)は見たことがないし、あんなにたくさんの患者さんが来るPSCは初めてだ。たぶんケニアで一番だろう。患者がたくさん来ているということは、サービスがしっかりしているということだ。ケニアは今、エイズケアに関しては、アフリカで最先端で、世界の中でもHIVに一番力を入れいているのがアフリカだから、そのケニアで一番ということは、世界一じゃない!」

「CBO(Community Based Organization)などの住人によるグループもすごいたくさんあるみたいだし、それもケニアで一番くらいなんじゃないかな~。」



・・・・。ケ・ケ・ケニア1ですか~せ、せ、世界一ですか~。


スキーで、NO.1になれなかった私は、ココに来て、

立派な配属先選手権NO.1の座を手にしたようです。


なんもいえね~



そんな金メダルを手にした私の心境としては、

「なぜ、そこに私が~。」
完璧に手違いとしか思えないような状況ですか、エリートがそろえば、下が見えなくなるもんです。

だから、アホも一人ぐらいは必要だ。

おかげで、この素晴らしい病院に学びながら、病院の外のコミュニティーに力を入れていこうという決意ができました。


ありがたし~


やはり、私ついてるな~

2010年11月22日月曜日

The Religion~

今日、ケニアのMARIに会った。

一番右がMARIなのは、知ってると思いますが、左の二人のどちらがもう一人のMARIだと思います?


真ん中のおっちゃんです。ちなみに仏教徒。

左から、ドルフィン・MARI・MARI。




たまたま、出会ったMARIとたまたま宗教の話になった。



私はケニアに来て、宗教に対しての価値観が変わった気がする。


ケニアは、約40%がプロテスタント、約30%がカトリック、あと原始宗教なども多く、イスラム教徒も結構目にする。

いろんな宗教が混在しているが、とにかく、ほとんどの人が、日曜日の午前中は教会へ行く。

日曜日は、あちらこちらから、ゴスペルが聞こえてくる。


みんなと話していても、「結婚してるのか?」という質問の次くらいに「ドコの教会に言ってるの?」という質問がランクインする。


大体の宗教の話の流れは、

Kenyan「ドコの教会行ってるの?」
私「教会には一度も行ったことがない」
K「え~。今度連れてってあげるよ。」
私「私は仏教徒だ。それに、多くの日本人は無宗教だ。」
K「じゃー何の神を信じるの?」
私「彼らは、状況によって神を信じたり、先祖を信じたり。仏を信じたりする。」
K「ドコでお祈りするの?」
私「たまにお寺に行ったりもするけど、家でする人もいるし。お墓参りはたまにするけど、それ以外のときはしない人も多い。」

K「(苦笑い)」
・・・・・・。

いつも大体こんな感じになる。

彼らと宗教の話をするのは、面白いけど、なかなか難しい。

なぜなら、彼らにとって神のいない世界は、考えも着かないことで、何かの宗教を持っているのは当たり前で、ミーティングとかご飯の前後にはお祈りをすることが当たり前の習慣になっているから。

何か親切をしてあげると「God Bless you!(神のご加護を)」といわれるし。



日本で、何か特定の宗教を持っていると、勧誘されるとか、怪しいとか、感じる人が多かったように感るけど、それは、世界の中では、かなりの少数派な考えなんだな~と身をもって感じる。


自分が何を信じ、それはどんなものなのかということを、説明できないということは、きっと恥ずかしいことなんだと、ケニアに来て思った。


勉強するべきことだとは思うけど今のとこ私は、キリスト教のことはよく分からない。しかし、仲のいい同僚に聞くところによれば、アフリカはお金もないし、雨も降らないこともあるし、自分たちだけの力じゃどうにもならないことがたくさんある。だから、神を信じるしかない。神を信じ、慈悲で人に接し、神に祈れば、神のご加護がある。ということである。

確かにな~と思った。コミュニティー活動とか、いろんな場面で驚くほどボランティア精神を持った人がたくさんいるのは、そんな考えが根底にあるからだろう。
そして、自分の力で今の現状を変えていこうと考えている人が少ないことも。



みんなの考え方やケニアの文化で生きてみて、キリスト教も素晴らしいな。と思う。イスラム教や他の宗教については、よく分からないけど、たぶんどの宗教も、人々のよりよい暮らし、平和、幸福のためにあるんじゃないかな。



どの宗教がよいとか悪いとかではなく、一度の人生を信念を持って生きていくこと。お金とか環境とかで幸か不幸かが決まるのではなく、自分の心で決まるということ。親孝行していくこと。など私も私の宗教観をしっかり話せるようにならなければいけないし(ENGLISHで!)、人々の暮らしを知る上で相手のことも受け入れ、宗教や国とかを超えて、人と人の心と心の関係を築いていきたい。



最近活動の発展はあまりしていないが、私という人間がケニアに来て、つたない英語で相手と話をするだけで、文化のこと宗教のこといろんなことを知る機会を与えられているということも、ケニアに私が来た意義なんだと感じる。


神が当たり前、日本人は空手マスター、日本は畑や仕事はすべて機械でお金にあふれている、と思い込んでいる彼らに、本当はね~~と日本を語れるのも、違う宗教観を話せるのも、ケニアの良さを伝えられるのも私の役目の一つ。


どんな宗教、宗教あるなしにかかわらず、苦しい時や何かに悩むことは誰にでもあると思う。そんな時、それをどう乗り越えていくのか、心に幸せを作り上げていくのか、そして、どう励ましていけるのか、どっちに転がるにしても、たった一度の自分の人生。その一人ひとりがどう生きるかによって、社会は変わっていく。


皆さんも、考えてみてください。宗教~

2010年11月21日日曜日

The FRIEND!

本日の、Dinnerは、ばっけ(ふきのとう)の佃煮のチャーハン。

先日家から届いた、父と母の汗と涙の結晶である、このばっけの佃煮やばっけ味噌たち。

ドコで食べても、うますぎる。

そして、ケニアで味わったこのチャーハンの味は、きっと一生忘れないだろう。




ココ最近、活動について、よく考える。

日本にいる時、援助とか、支援とか、アフリカと言ったら、すごいところに行くような気になっていた。



だけど、援助とか、支援とか、何かをするとか、ボランティアとか、なんかそんなご立派なもんじゃない。というか、ご立派である必要がないと感じている。


彼らは、彼らが経験してきた歴史の中で、今の文化に至り、今の形を知恵を出し合い助け合って、作りあげてきたわけで、私に偉そうにいえることなんて何もない。



むしろ、コミュニティーとか、助け合いの文化は、見習いたいと思うことばかり。見習いたい人ばかり。


ケニアで、一人暮らしをしているわけだけど、東京で一人暮らしていた頃より、よっぽど暮らしやすい。


人は教え、教えられ、助け、助けられる対等な立場。それが支え合って生きるということなのだと思う。



かっこつけて考える必要はない。




20年後30年後につながる活動はどうやったらできるのだろうか。


だだ、友になり、対等な立場で考えたとき、初めて分かるんだと思う。エイズのことが問題だとすれば、それは症状によって、不安によって、Stigmaによって、自分らしさを失ってしまうことじゃないかな。


そして、その人らしさとは何なのか、何がその人を励ませるのか、と言うことは、援助者には分からない。対等な仲間、共に考える中に答えはある。


だから、何かをしようとか、あせって考える必要はないと最近は開き直ることにした。とにかく、気取らず、私らしいアホさを発揮し、友をたくさん作っていくことが何よりも大切。


と言うより、かっこよく物事をこなす器じゃないので、アホを生かし、笑顔でごまかし、仲間を増やしていくことしか、活動の糸口が見つからない。





THE ONLY ONE!

私は、日本人初の~
ケニアで、だだ一人の~
ケニア拳法連盟に登録した日本人になりました。
コーチが嬉しそうに私に伝えてくれたこの事実。
そりゃ、ケニアに来て、拳法だの空手だの始める変わり者は、私ぐらいしかいないでしょ~よ。
最近、ケニアで新しく施行されたNEW憲法により、若者活動を支援しようというものが加わった用で、うちの空手、拳法教室も、しっかりコーチを決め、登録し、国からサポートしてもらおう!とかなりしっかりした教室になってきた。
そして、今日は、なんと昇級試験。
最近、疲れてあまりいけていなかった私、しかし今日は絶対に来い!そして、家でしっかり練習して来い!と皆に念をおされ、昨日の夜、必死に家具の一切ない広々とした我が家で練習し、挑んだ今日。

たくさんの観客ご臨席、Siaya県Youthスポーツ省のBOSSもご臨席のもと、緊迫した空気で、試験はスタートした。



明らかに、私より、まじめに練習に励んでいた、青年たちは、緊張のため、型を忘れまくり、多くの青年たちが、散々なことになっていた。
そして、私の番・・・・・。

ケニア人から、空手や柔道、拳法は国民全員ができるもの。と思われている日本からやってきて、ケニアで、それを習っている、どう考えてもおかしすぎる状況で、大勢のケニア人の注目をあび、精一杯のパフォーマンスをする私。





そして、見事、オレンジベルト獲得~。
今日からは、もうビギナーではない。
プレーヤーだ!
と言われた。
ケニアで、私は、拳法マスターをどうやら目指すことになるらしい。
だけど、久しぶりに感じた、爽快な緊張感。
やはり、たまらなくおもしろい。


なんか不思議な感じで、ただの空手好きの集まりだったものが、しっかり形になり、青年たちのいろんな面を見せてくれるこの教室。そして、憲法改正により、変化するケニアを肌で感じられるこの教室。国とか、性別とかを超えて、対等な立場で、切磋琢磨できるこの教室。
私にとって、そしてこれからのエイズ対策の活動にも、とても大切なものになって来るだろう。
思い切って、『日本人初ケニアで黒帯を取った女』という地位を目指そうと思う。

2010年11月20日土曜日

The Circumcision

つまり、男性陰茎包皮切除(割礼)のことである。
私がいつもいるPSC(Paitient Support Centre)の一角にその場所がある。
おととい、産科に行って、生まれたばかりの赤ちゃんのCUTを見せてもらった。
そして、昨日、二十歳前後の青年たちのCUTを見せてもらった。
どちらもすんなり、見せてくれることに驚く。
うまく言葉で説明できないので、興味がある人はネットなどで調べてほしいが、陰茎の中間の皮をCUTする。
未だに伝統的な慣わしでアフリカに多少残る女性器切除は、体にとってよいものではないと一般的に言われているが、男性陰茎包皮切除はHIVを含む性感染症を約60%も予防につながるといわれており、清潔さも保ちやすくなるらしいということで、無料だし、同時にHIV検査とカウンセリングを受けることもセットになっているようで、ケニアでは、かなり力を入れて取り組んでいる。
しかし、麻酔はかけるとは言え、なんせ急所に、麻酔の針を刺すわけで、出血・痛み・腫れなどのデメリット部分もあり、若者の間では、体にいいことは分かっているが、少し怖い、根性試しのようなものになっているらしい。
そんな、根性を試される瞬間を、快くどっかの知らないムズング(外国人)に見せてくれた、勇者2人は、CUTし終えたあと、魂が抜けたように、涙目になっていた。
しかし、彼らは別に入院するわけではなく、CUTを終えたら、痛み止めをもらい、サービスのソーダを飲み、そのまま帰っていく。
その後は、1週間後に、もう一度来て、診察を受け、後はおしまい。
一週間ほどで、皮は正常に戻り、6週間後には、性行為も普通に行えるらしい。
確かにコレは勇気がいる。私は、心からの拍手を贈らせていただいた。
日本の少年たちは、この勇気があるだろうか。
私が男だったら、赤ちゃんのうちにやっといてくれよ~とかーちゃんを恨むかも知れないと思った。
彼らが、この痛みと共に事前に受けたHIVの説明についても心に刻み、自分の体を大切にしていってくれることを願いたい。

THE HARANBE~

最近、もうそろそろ体温測定係はいい加減脱却しようと決意した私は、もう誰にも何も言わず無断で、病院に行かなくてもいい人ポジションを手に入れつつある。
そして、今日はケニアらしい文化である、ハランベーに参加した。
「ハランベー」とは、何かお金が必要なときに、みんなが集まって、力を合わせてお金をかき集めるための集会みたいなもん。
この先、出席する機会はたくさんありそうだけど、今回は近くの学校、フェンスを取り付けるためのハランベ。
他にも、留学費用のため、病気の人の医療費のため、結婚費用、お葬式費用などなど、ありとあらゆるものがあり、知ってる人、知らない人に関わらず、人々はふるって参加するらしい。
お偉いさんご臨席の元、結構多くの親御さんや地域の人が集まっていた。


財布の紐を緩める子どもたちのダンスパフォーマンス。
ケニアでは、学校を開設するときもハランベなどによって、地域の人々や子どもを持つ人々などが力を合わせ、学校を建て、その後に政府に申請するという仕組みらしい。
地域、家族、政府、みんなで子どもの教育を支えているって素晴らしいな~と思う。
お金のある人はお金を払い、ない時は助けてもらう、みなで知恵や資金を出し合う。コミュニティーを大切にし、助け合いの家族意識が高いケニアならではのハランベ。
この国の未来は明るいと思えてならない。

そして、校長先生にあいさつをしたら、急遽時間をもらうことができ、一緒に言った同じSiayaで活動する早川さんが取り組んでいる、布ナプキンの紹介や日本の紹介を行った。
ケニアの女の子は、生理になると、売ってるナプキンが買えず、古い布をあてがうか、何もつけないということがあり、そのために学校や仕事を休んだりすることもあるらし。
そこで早川さんは、若い子たちを中心に、簡単に安くでき、何度も使え、環境にも体にもよい、布ナプキンの普及を作り方も含めて行っている。


英語ぺらぺら、頭もよく、冷静沈着というまるで私とはまるで違う彼女。


本当に素晴らしい活動を一歩一歩行っていて、本当に見習うことばかり。




そう!そして、私は私は、素晴らしい布ナプキン説明と日本に対する質問ぜめに彼女がしっかりと答えてくれた後で、

声裏返りまくりの「君が代」の大熱唱。

適当な空手講座。


しかし、その情けない姿に対して、生徒たちからYou are Very Fun。の称号をいただきました。

Smart girl&Funny Beautiful girl。

私と早川先輩はケニアのために意外といいバランスが取れているかもしれないと勝手に思った一日だった。

 

THE FIRSTどっこいしょ

先週、マサイ族で有名な、ところの近くの、NAROKにいってきた。
エイズ対策の先輩と同期のさっちゃんの任地であるNAROKで、サッカーイベント with VCT(Voluntary Testing & Counsering)を企画してくれたため、それに参加するため。
ちなみに私の住む、Siayaからは、乗り換え三回、持ち時間も合わせると果てしな時間がかかる。

そう。コレがマサイの方々。
ちょっと、よそ行きの格好をしているけど。

コレが、カカシごっこじゃじゃなく、サッカーチームのストレッチ。


サッカーで得点が入ったときの感動的なガッツポーズ。






そして、任地に赴任してから3ヶ月が立ったが、まだまだ元気そうな、私たち。


開催までに、大変の苦労があったとは思うけど、日本人チームを含むサッカートーナメント、VCT、環境破壊につながる炭を使わず紙クズや落ち葉などを利用して作られる炭の換わりになる燃料の紹介、日光を利用した調理方法、子どもに大人気シャボン玉など、みんなの力が結集し、大成功に終わった。
そして、ついにKenya初披露!
ヨサコイ。
金八先生ありがとう。
本番直前30分程で仕上げたにも関わらず意外なほど高い完成度と温かき拍手。
言葉のいらない、スポーツやダンスや音楽はやはりいいもんだな~
この先、ケニアのあちらこちらで、私たちのどっこいしょ~どっこいしょ~という叫びが、膝の悲鳴と共に聞かれるに違いない。







2010年11月12日金曜日

THE あたってくだけろ~!

コレは、私の小さい頃からの座右の銘である。

今は、私の唯一のとりえになっている。


とにかく、疑問に思ったら、質問を投げかける。

質問したうちの、60%はトンチンカンな英語のせいで、質問の意味が相手に伝わらず、

30%は、答えてくれているけど、その内容が理解できず、

5%くらいは、質問した快があった~と思い、

残りの5%は、聞き流される。




とにかく、いろんなところに参加してみる。

学校、フィールド、病院内の至る場所、いろいろなミーティング。

「Can I join?」

この一言で、外国人ということもあるのか、どこにでも参加させてもらえる。

しかし、ドコに参加して、いろんな人に会っても、

90%言ってることが理解できず、

たまに、チラッと、理解できることがある。



それでも、何もしないよりはまし。


100回やって、1回当たれば、いい。

野球だって、100回バットを振って、一回当たったのが、ホームランで、それがさよなら満塁の場面だったら、大逆転だってありえるんだ。


たとえ、あたって砕けても、あたらないよりはまし。

それに人間は、そんなに弱くはないらしい。











ところで、最近、何かのMeetingに参加すると、言葉が分からす、一言もしゃべらず、だまっている私を哀れに思うのか、Meetingの最初と最後に必ず行われる「お祈り」のときに、日本語でいいから、おまえがやれという流れになることが多々ある。

「お祈り」といわれても、日本じゃ、ご飯のときの「いただきます」「ご馳走様」くらいだ。

最初は、Meetingの前のお祈りを頼まれ、「いただきます」といっていた。
しかし、それでは、短すぎると突っ込まれる。


「日本にはそんな習慣はない」というと、「Godに言う言葉が何かあるだろ~」と、習慣がないということをすんなり理解してくれない。


「本当に日本語でいいの?」と聞くと、「Godは空にいるから、何語でも理解できる。」といわれる。


彼らにとっては、Godがいることが当たり前で、「私は仏教徒だ」と言うと、「じゃ~何の神を信じるんだ?」と言われる。何の神もない。仏だし~

宗教については、本当に頻繁にたくさん話す機会が訪れる。

彼らの生活の中心と言っても過言ではないようだ。

宗教については、今度ゆっくり書きたいけど、彼らにとって、無宗教とは、考えも着かないことだろう。



そして、今日もまた、ケニアでは珍しい、男性だけのHIV/AIDSサポートグループのミーティングに参加させてもらい、案の定、最後に日本語でお祈りをしてくれといわれた。
ご想像のとおり、誰一人日本語分かる人なんていない。

つまり、言いたい放題。

みんな真剣に、ミーティングに対して感謝の気持ちを持って、下を向いている。

そんな気持ちを裏切るなんてことを、本当はしてはいけないが、

今日は、少し慌てたせいもあって、アレンジが加わってしまった。


「皆さん、ありがとう。
会議に参加させてくれてありがとう。
お父さん、お母さん、仲間たちありがとう。
隣の客はよく柿食う客だ。
雨にも負けず風にも負けぬ。
キヨちゃんはかわいい。
みんなとにかく笑おう。
みんなが平和になるように。
明日がいい日になるように。
すべてに感謝します。
ありがとう。」

・・・・・。

これらは、とっさに出てきてしまった言葉。

みんなごめんなさい~といいたい。

2010年11月10日水曜日

THE Revolutin Myself!

それにしても、食料が安すぎて困る今日この頃。

今日は夜ご飯作りにメンドクサさを感じ、サモサを10個も衝動買いしてしまい、それを一気に全部食べてしまった。

サモサ10個で、約50円。

オレンジ5個で、50円。

マンゴー一個5円。

パイナップル一個80円。

ウガリ&チキン定食50円。

いくら衝動買いしても、財布は後悔しない。

後悔するのは、胃だけだ。





最近、だいぶ生活にもなれ、職場にもなれ、みんなの名前も覚え、みんなも私のことを覚えてくれて、なじんできた。

しかし、そうなると、変化を探すのに苦労し始める。

日々何かを変えていかなければ、つまらない日々になってしまう。

髪型でも、服装でも、表情でも、あいさつでも、声のトーンでも、心持一つでも何でもいいから、日々自分の中に小さくても一つ一つの革命を起こしていかなくては、自分の成長も、目の前の人の成長も、ケニアのよりよい未来も見えてはこない。

南アの黒人初の大統領:ネルソン・マンデラさんや、「私には夢がある」で有名なマーチン・ルーサー・キングさんや、「もったいない」やグリーンベルト運動のワンガリ・マータイさんたちが起こした世界を大きく変える革命であっても、始めは彼ら一人の心の中に起こした小さな革命から始まったのだろう。

しっかり、毎日一日の反省をして、次の日の作戦を考える。

スキーでも、一つ発想を変えてやってみたら、急にタイムがでるってこともある。

あと、基礎がないとがたがたと崩れるということも。

スキーでも、他のスポーツでも、生き方でも同じだ。

英語も、今日解読できなかった言葉を、メモしてきて、調べて次の日には分かるようになるという積み重ねが、英語ペラペーラへの一番の近道なのだと思う。





日本から持ってきたもので、一つとても後悔しているものがある。

2005年~先シーズンまでのスキーのデータ。
昔からスキーのビデオをみるのが趣味だったけど、ココにいても、一度ついつい見始めると時が立つのを忘れる。
いっそのこと消してしまいたいけど、それはさびしすぎて消す勇気もない。

やはりどーも潔くないこの性格。

他のスキーを引退した選手たちは、スパッと辞められてるのかな~。

私の知る限り、そうできない人がほとんどのような気がする。

コレが、スキーの魅力の恐ろしさなんだろ~。

あ~おそろしやおそろしや~

ということで、今日もついつい、スキーのビデオを見入ってしまったので、このようなスキーネタになってしまったわけである。



ケニアにきていることを後悔しているわけでも、日本に帰りたいわけでもないけれど、雪に会えないのはさびしい。


サンタさんへ
 めげずに、元気に英語も、他のことも頑張りますので、クリスマスの日に、1時間だけでいいから、ケニアに雪を降らせてくださ~い。お願いします。
でも、それ以上は降らせないでくださ~い。ケニア人が死んでしまいます。よろしくお願いします。

2010年11月8日月曜日

The GMK

本日も、Kenyanにふりに振り回された一日。



今日一日で、何度日本語で、メンドクサ~といったか分からない。





本日のタイトル「GMK」。



これ、ジョージのサッカーチームのNew name。



今まで「Vegitarian Football Team」という名前だったのに、突然のチーム名変更。



朝一で、「チーム名の意味は何?」と聞いた私。



すると、奴から驚きの答えが・・・・・。



「Geoge Mari Kato!」



ジョージ・マリ・カトウ~~~~~~~~~~~~~~。





彼は、まじめだった。





ちなみに、私はお金を寄付したわけでもなく、ただ2回ほど、彼らの練習を見に行って、一回はドシャ降りの中、練習に参加させてもらい、今度、日本料理を作って持ってくるよ~と約束しただけ。



もちろん、ジョージと結婚したわけでもなく。ただ、しつこく付きまとわれていいるだけである。





私「そんな簡単に名前変えていいのか~い?」

ジョージ「もともと、オレたちベジタリアンじゃないし、選手にアンケートをとって、多数決で決まったん 

だ~。勝手に名前入れちゃったけど、よかった~?」



私の心の中「バカか~~~~。」







そして、10人ほど選手の母親が集まり始まったミーティング。



頼まれていたので、朝早起きして考えたSpeechのカンペをミーティング前にジョージに見せたら、なぜか一発で却下され、内容は分かったから、俺が変わりに話す。といわれ肩の荷が下り、リラックスしていたのもつかの間。





ジョージの口からまたしても驚きの言葉が・・・・。



ジョージ「ココにいるMari Katoは、日本食などの食料を提供してくれたり、彼らが将来日本でプレーする可能性をもたらしてくれることを決意してくれました。」



母親たち:拍手~~~。



私の心の中「いやいやいやいや~バカか~~~~~~。」





そして、その後、私を「スポンサー」と呼ぶ母親たち。





コレは、手の込んだ詐欺か~。







ま~でも、私はお金は上げられないけど、日本人。



日本との架け橋にはなれのかも知れない。



確かに、Kenyanの運動神経、肉体は素晴らしい。



だけど、日本でプレーすることが彼らのためになるのかな~



そもそも、それは可能なのかな~。



和食三吉基金でも立ち上げるか~





だけど、今日知ったこと。



このTeam GMKのエース:スティーブンのお父さんは、半年前になくなっていて、お母さんは下半身がない。家も裕福ではなく、高校進学をあきらめるところだったらしい。



だけど、ジョージや高校の校長が、お金を工面し、彼を高校に入れ、サッカーをやらせ、



彼は、誰もが口をそろえて「あの子はいい子だ」という、友だちからも慕われ、勉強も頑張るいい選手に育っている。





こんな話を聞かされて、関わらないわけにはいかない。



やはり、ジョージにはめられた。







もう一つ興味深かったのは、他の母親たち。



校長先生の話でも、ジョージの話でも、スティーブンを褒める言葉ばかり出てくる。



もし日本だったら、他の子の母親たちは嫉妬の念が大きくなると思う。



しかし、今日来ていた母親たちは、スティーブンも自分たちの子どもとして、応援しようという感じだった。

なんとも素晴らしい、Kenyaの家族思考。















そして、拳法になった空手教室。



会費制になり、本格的に練習メニューやあいさつの仕方などが決められ、Kenya拳法連盟にしっかり、皆、登録し、黒帯を目指そう!という動きになった。



一日でも休むと、「毎日ちゃんと来て、しっかりやればマリも黒帯がもらえるから、頑張れ!」と励まされる。



私の心の中「いや~~~。別に私黒帯いらないし~。」



これもまたちょっと、メンドクサ~。







最近、ちゃんと時間を守れ!とか、電話しっかりつながるようにしとけ!とKenyaの方々に注意される。

日本にいるとき、Kenya人について聴かされていた「PolepoleのKenyan Time。約束はないものと思え。」という教えは、私が関わるKenyanのほとんどに当てはまらず、今の私に当てはまる。



Kenyaの未来は明るいのか、暗いのか~







明日からまた一週間頑張ろう~



ということで、金曜日に届いたかわいいかわいい弟:キヨちゃんから届いた手紙の一言をもったいないけど、皆さんにも贈りたいと思います。



「つまずいてもいいんだよ。

だってそれは、地に足がついてる証。

上を向いて歩いてる証だからね!!」



「We Have A Strong Roots(根っこ)!」



相田みつおか!といいたくなりますが、こんなこと言える高1がいますか~?

やはりかわいすぎる。



では、明日もガンバロ~

2010年11月7日日曜日

The Speech~

困っています。

明日、よく分からない、会議で、よく分からない人たちの前で、Speechをすることになりました。



コトの始まりは、お騒がせサッカーコーチ:ジョージ。

彼が教えている、サッカーチームは、公立高校のサッカー部。

よくは分からないけど、とりあえず、学校全体が、サッカー部のためにあるような学校で、たぶんそれなりに強い選手が集まってきているのだと思う。

そして、明日はその親御さんたちが各地から集まり、校長先生や、関係者が、学費免除かどうかの説明会やら、子どもを寮にあずけるにあたっての説明会を行い、同意書にサインしてもらうような会のようだ。

そこに、英語もままならない外国人がちょこんと参加する意味がまったく分からない。

しかし、ジョージは、まるでそれが当然のことのように、2週間も前から、大切な会があるから!MariにもSpeechしてもらうから!考えといて!と毎日のように電話してくる。

まったく意味が分からない。

何を話せばいいんだろうか~。

どんな方向で話せばいいんだろうか~



アフリカの中では、比較的裕福な方のKenyaの子どもたちにとってもスポーツで実力をつけることは、将来の生活を支えることにつながる。

貧乏でも、サッカーがうまいということで、ジョージがコーチをする高校に入り、学費・寮費免除で学ぶことができ、希望ある将来への道が開けてくる。のかも・・・。


私には、いまいち、ジョージがどんな奴なのか分からず、いったい何を考えているのかもよく分からない。

だけど、一流のサッカー選手を育てようと、必死なところはとても尊敬できる。

そして、そのコーチを信じて、プロサッカー選手になるという夢に向かって、必死にボールを追う少年たちもとてもかわいい。

私も、そうやって育ってきたし、かわいい弟:きよちゃんとも重なる少年たちを応援したいと思う。

しかし、ただお金をあげるなんてゆう安っぽいことはしたくない。

何か、もっと粋な計らいはないものか~


そして、明日、そのご両親の前で、何を話せば・・・・。



彼らがプロサッカー選手になることを願いたい。

ただのプロサッカー選手じゃなく、人のため、みんなに平和のPowerを与えるような一流のプロサッカー選手になることを。

・・・・・。

あした日本語で話そうかな~。


まいったまいった~

原稿作り明日やろ~っと。

明日やろうはバカやろう!

わけが分からないから、バカにならんとやってられん~

ジョージのバカやろう~

2010年11月6日土曜日

The Home Based Care

最近は、とにかく鈍感なアンテナをフルにはたらかせ、情報を収集し、何かあれば、すぐにアポをとり、Bossに「Joinさせてくれ~!」とお願いし、くっついて行くことにしている。


今週は、Home Based Care(以下HBC)というものに参加させてもらった。ようは、病院が遠かったり、Stigma(汚名)によって、HIV陽性であることを知られたくなくて、なかなか病院に気軽にこれない人たちのお家を訪問し、状況を聞いたり、必要ならお医者さんを連れて行ったり、家を基本にしてケアをすること。

SiayaにはHBCになかなかActiveなYouth Groupがあるようで、Kenya各地から、看護師、コミュニティーヘルスワーカー、刑務所のスタッフなどが参加して、HBC Campがこの一週間行われた。
それに、私も、ちょこんと参加させてもらい、何件かのお宅を回らせてもらった。

率直に言うと、All ルオ語。

まったく理解不能。

大体の動きと、雰囲気はつかめたけど、今回訪問したお宅は、病状も安定してて、家族や地域に比較的オープンにしてる患者さんだったので、とりあえず「毎日何食べているんですか?」というどうしよーもない質問をして帰ってきた。

理解不能な話を聞きながら、


医療が必ずしも病院で行われる必要はないんだな~

お医者さんにみてもらって、薬をもらうのだけが医療でもないんだな~

人と話をすること、バランスのよい食事をすること、生きがいを持って体を動かすこと、笑うこと、健康のために大切なことは他にもいっぱいある~

医療も、教育もすべてみんなの笑顔のため、幸せのためにあるし~

笑うと免疫力がアップするということが明らかにされているみたいなので、ただただ人を笑わせることも、医療活動の一つといえるかもな~

Kenyaで、笑いを極め、「HIV/AIDS & Smile」教育でもやってみようかな~

Kenya人は、医療にしても何にしても、車とか機械とか、発展した日本みたいな世界に憧れを抱いていることが多いけど、KenyaのSmile Powerはすごいよ~的なことをHIV/AIDSのこととからめてを語っていきたいな~

しかし、私にとって笑いを極めることは、険しい道だな~

でも、この団子っ鼻は武器になるな~

それにしてもハエが多いな~

・・・・・・・。

なんてコトをポワ~ンと考えていた。



Kenyaにとって、HIVは未だに大きな問題で、完治するための薬はなく、お金のためにSex Workerという道を選択する現状も存在し、特にルオ族は性活動が活発で、Stigmaもまだ大きく、最近はKenya全土でコンドームが不足していて、などなど負の部分はたくさんある。


だけど、HIVに関してCAREは無料で、辛い思いをした人がたくさんいる分、活発なサポートグループもたくさんあり、幸い生き延びるための薬があり、薬との相性もあると思うけど何十年もHIVと共に長生きしてる人もたくさんいて、HIVという性や母子、パートナー、免疫、死などが関わってくる独特な病気だからこそ、自分自身の体について、好きな人について、大切な人との関係について考える大きなきっかけにもなる。そして、死が関わった中での皮肉にも生まれるPowerfulな人間関係がある。



Kenyaはきっとこれからどんどん発展していくだろう。

30年先、100年先を見据えるならば、HIVで悲しむ人がいなくなることはもちろん。そしてHIVを踏み台にして、プラスに変えていかなければいけないと思う。


先進国を追いかけて、同じような色に染まらないで、各国からの援助をうまく利用しつつ、Kenyaにたくさんある伝統的な栄養満点の食材とか、大きな愛の文化とか、困ったときはお互い様的な広い家族概念(ハランベー精神?)とか、朗らかで笑顔の人間性とかよいところを生かしてKenyaらしい前進をしてほしいと思う。


中からじゃ見えないよさにきずくのも、私たちの役目でしょ。


とりあえず、Body パーでも練習するかな~
Nade Uru~

今週も一週間、やりぬきました~

俄然やる気の一週間でございました。

本日は、朝一で、でかいトラックがやってきて、栄養不足の患者さんにあげるポリッジ風の栄養食品が届き、朝8:00から、午後3時まで、それを倉庫に運ぶという作業に動けるスタッフは総動員された。
もちろん、私の出番の日だった。

たぶんKenya全域だと思うけど、PLWHA(People Living With HIV/AIDS つまりHIV陽性者)には、初めての診察のときには、でかいBOX(中身:水の消毒剤、ポリッジなどの健康食品、蚊帳、コンドーム60個など)、BMI(Body Mass Indexつまり体格を示す指数)が平均を下回った人には、栄養満点ポリッジ約5キロ分の袋が、USAID(United States Agency for International Development)からのご提供で、無料で配布されている。

ま~ありがたいことだとは思うけど、なんせ我がCCCにはSiaya全域のヘルス施設の分の物資がやってくるわけで、その量が半端ない。

炎天下の中、握力と腕力の限界に挑戦しながら、ひたすらトラックと倉庫を行ったり来たり、来たり行ったり。自然と、はて~し~ない~と松山千春さんの名曲を口ずさんでしまう、一日だった。


もちろん、皆の衆は、ふらりと上手に休憩を何度も取っていたが、働き者の日本を背負う私は、弱音を吐くわけにはいかず、口では明るく「Nimechoka~(疲れた~)」といいながらも、必死に何食わぬ顔を作り、無理に無理を重ねた分けである。


しかし、ありがたいはずの援助物資だけど、そのおかげで、Clinicは、かなりの人手不足に陥り、本日はスッチャカメッチャカ。花の金曜日なのに患者さんは結構待たされ、ないがしろにされていた感があった。

複雑やな~

Clinic自体が、大きなアメリカの援助団体によってがっちりサポートされており、援助のおかげで、お金もなかなかあるほうで、完璧に援助なれしきっている我がCCC~。

Kenyaらしさを忘れないでほしいな~と思う今日この頃。



そして、そんな肉体労働を終え、己の若さを信じ、空手教室にもふるって参加したが最後、家に帰るなり全身パンパン症状に襲われたわけである。

だけど、今週一週間は、『明日やろうはバカやろう』という言葉を深く心に刻み、とにかくいろいろ動きまくり、しつこいくらいに質問しまくり、空回りしまくり、笑いまくってやった。


それも、コレも、先日Nairobiのドミトリーから借りてきた「がばいばあちゃんの笑顔で生きんしゃ!(島田用洋七、2005)」のおかげかも知れない。この本読むの2回目だけど、どうもがばいばあちゃんがうちのかーちゃんと重なって、私に与える影響力が5倍くらい増す。

特に「貧乏人が一番やれることは笑顔だ」のあたりが~

最近、風呂に入る数より、ゴキブリを殺す回数のほうが多いという事態なので、明日は大掃除大会を開催したいと思う。

晴れるといいな~

2010年11月1日月曜日

NADE URU~

Nairobiでの、健康診断、Kenyaでのエイズのトップ機関のブリーフィング、エイズ対策のミーティングを終え、約一週間たらふく食べ、たらふく日本語を話して、Siayaに帰ってきた。


待ってました~と、9時間の長旅で疲れている私に、アレ貸して、家で遊ばせて、空手に行くぞ、と投げかける、Siaya民。


Nairobiで、多くの先輩隊員、同期隊員にあった。

毎回会うたびに、すごいな~と思わされる。

語学力もそうだけど、いろいろなバックグラウンドを持ち、みんなとても個性的で、できる人が多く、とても素敵な人ばかり。皆、とてもかっちょええ~の~と見える。

何ヶ月か後の私は、あんなふうになっているのかな~。


だけど、少なくとも、Kenyaという国が、外国ではなく、私の居場所になってきた。

ドコにいても、最大の敵は自分の弱さ。


さっき、スキーの写真をみていた。

私には、たぶん一度も勝てなかったライバルがいた。

名字は同じ加藤。体格もがっちりで、格好も似てて、高校3年までは、同じ位のところにいた。

だけど、そこから、彼女はナショナルチームに入り、インカレ、全日本、国体、ユニバーシアードで、タイトルを取り、文武両道をやり遂げ、今は、中学校の先生として、働いている。

私は何度も、同じ土俵の上に立ち、そこそこの場所にはいたけど、勝った覚えはない。
まー世界でのトップは取れなかったけど、勝利の仕方を知っていた彼女と、いつも勝てなかった私。

何が違ったんだろう~。

今、雪を離れたKenyaに来て思えば、潔さが違ったように思う。

この瞬間に、どれだけの時間、労力、お金を注げるか。どれだけの覚悟を持って、スタート台に立てるか。
それから、どれだけ、冷静に自分をみられるか。
頭を使い、計画的に生きる彼女と、行き当たりばったりで直感と感覚だけで生きる私。

ケガやいろんな試練を乗り越えて一流の選手の彼女と、平穏な中、コツコツとトップを目指した平凡な私。

消して、自分を卑下しているわけではない。

だけど、どれだけ自分を守ることなく前に進もうとしたのか?どれだけ、潔く打って出る戦いをしたのか?そこに私と彼女の大きな違いがあった。

結局今も同じ。

ドコにいたって何もしなければ、時間はただただ、過ぎていく。

時間もお金も、労力も、みみっちく使っていたら、みみっち~もんしか手に入らない。

スキーでは、負けたけど、10年後の人生では、負けていたくはない。

Kenya人の力を借りて、潔くいこう。

明日から、11月~

そろそろ、体温測定係も潮時なので、明日から勝負かけていこうと思う。
つまり、違う場所に進出するという意味だけど。

100%フルアタック~


じゃ!また!