2010年9月26日日曜日

Oh My Health~

Hamujambo~

今週末も、精一杯遊ぶぞ~と思っていたら、本日若干の体調不良。

Kenyaのきよちゃん:ニコラスは毎週楽しみに待っていてくれるのに、電話をするのが辛い・・・。

原因はいくつか考えられるが・・・・

昨日、同僚のお宅にお邪魔したら、他の何人かの同僚たちも集まっていて、みんなで歓迎の?いやただの飲み会を開いていて、進められると断ることのできない私は、ポリッジ(オートミールから作ったおかゆ)からできた、お酒をノリで、3杯ほど飲んでしまった。間違いなく、体になじんでいない気がした。

自分のお腹の強さを信じすぎるのは、危険だと強く痛感じた私。


あの~でもご心配なく~。特に、加藤美人〇〇さん、JICAに電話をするなんてことはないようにお願いします。



というわけで、突如暇になったので、今日は私の職場について。


私のいる、Siaya District Hospitalは、つまり県総合病院。

でかいし、24時間体制で、多くの科を持ち、アメリカの援助団体、Kenyaの研究施設、もちろんJICAなど、いろんな団体が関わり、なかなかしっかり管理された、優秀な病院。

月の始めには、Siaya各地にある小さなHealth Centerなど84の施設から、患者数、診断内容、薬、HIVのテストを受けた人、陽性者などなど、数百項目もある数種類のフォームに書き込まれたデータが集まってきて、私が先週までいたデータ管理室でパソコンで管理している。


私が、今いるCCC(Comprehensive Cere Clinic)は、診断、薬、サポートなどHIV/AIDSの患者さんを総合的にケアしている。その隣に、VCT(Voluntary Testing&Counseling)があり、自主的にやってきた、人たちが、自分や自分のパートナーの陽性か陰性かを知るためにやってくる。

やはり日本でもKenyaでも、まだまだ、偏見がある、HIVなだけに、このVCTを毎月受けにくるのは、220人前後、その中で、陽性と診断される人は、7月のデータで63人。


しかし、最近は、このVCTよりも、PITC(Provider-Initiated Testiong&Counselling)という、患者さんとして、病院に来た人々を、テストに促すというのが一般的に多く、それによって、HIVに感染していたことが分かる人がおおいが、症状として表れ、AIDSを発祥してから発見されることも多い。


こんな感じで、HIV/AIDSが国の優先課題として、取り組んでいるので、病院のメインとして、しっかり取り組まれている。


スタッフ人も、普段はユーモアにあふれ、体重計で遊んだりもしているが、それぞれが自分の仕事を責任を持って取り組んでいる。 

それぞれが、自分のメインの専門分野を持っており、教育を行う人、Defaulter Tracingという、ケアが必要なのに病院に来なくなった人の家を訪ねる担当の人、データ管理のプロ、入院患者さんを毎日訪ねていく人、ファイリングを管理する人、医者も自分たちで、Meetingを日々行い情報共有と、サービス向上に努めているし、朝は学校や仕事がある人々のために、7時から7時半にはほぼみんな揃う。どの人もかかすことができず、とてもご立派!しかし、おかげで私も毎日7時出勤。


そして、みんな決して無理をしない。一日一日、仕事を終えるというよりは、終わらない仕事は平気で次の日に残す。やることはやるけど、無理はしないという素敵なモチベーション。


そしてやはり写真好き。
プライバシーのこともあるし、もともと写真を撮ることは苦手だし、カメラを出すことによって、なんか周りの人と違う人みたいな壁ができるような気がして、自分から出すことはしないけど、

彼らのハシャギップリを見ていると、Cameraも捨てたもんじゃないな~と思う。しかも、ちゃんと、幻像のためのお金を払ってくれる。


彼らの多くは、Kenyaじゃエリートの方だけど、アフリカから出たことがないという人が多いらしい。私を通して、日本、アフリカ以外の国のことを知ることが嬉しいようだ。


毎日、分からないことばかりだし・・・
私が体温測り係やっているときに、体温計なくなるし・・・・。
語学が通じないことをいいことに、私にいつの間にか昼食をおごらせるいんちきオヤジもいるけど、


毎日、彼らの優しさに触れないことはない。


何かの形で、答えていきたいとひしひしと思う私。



患者さんはというと、診療日の月・火・水・金曜には200人近くやってくる。
HIV/AIDSに限らず、病院なのでニコニコ笑っている人はいない。待ち時間も長いし、体のために来てるので、怖い顔をしている。

私は、ルオ語であいさつして、一発笑いを取ることぐらいしかできない。
それでも、笑うことは、善玉菌だか何かを増やし、免疫向上につながると聞いたことがあるので、一発日本人ということを武器に、笑いが生まれたら、この人の免疫、ハイ!上がりました~と思って、日々仕事をしている。


そんなことが通じないくらい、ひどい状態でやってくる患者さんもたくさんいる。その人たちの書類を見ると、まだ5歳なのに、明らかに結核の症状が進行していたり、小さい子どもがたくさんいる若いお父さんだったり、結婚したばかりだったりなぜもっと早く治療を始めなかった?なぜもっとは早く自分のStatusを知ろうとしなかった?と思う人も多い。HIV/AIDSは性感染、母子感染、針刺しなどの直接血液が血液に触れることからしか、感染しない感染力の弱い病気だけど、自分の大切な人を感染させてしまうことがあり、偏見も多く、心の面で、とてもしんどい思いをすることがある病気。
彼らが、早く治療にたどり着かなかったのは、周りに生きる私たち一人ひとりにも大いに責任がある。


性教育を受けるだけでもなく、コンドームの使い方を知るだけでもなく、HIV/AIDSを知るだけでもなく、一人ひとりが自分のこととして考え、行動を起こしていかなければ、予防できるものを予防せず、受けられる治療を受けず、大切な人を残して死んでいく、人々はいなくならない。


日本でもKenyaでも多くの場合、テストは無料。自分のパートナーと性のこと、HIV/AIDSや、性病のこと、未来のことを今考えることは、大切なこと。




今週は雨も多く、空手には、毎日いけなかった。空手のほうも、小雨で無理していくと、ベテランがいないことが多く、私にコーチを任されそうになるので、必死に逃げつつ、もしものときのために、大学時代のトレーニングメニューを見直している今日この頃。

空手教室に行っていることがばれているのか、ただ直感で話しているのか、分からないけど、最近『You are Strong』とすれ違う人にいわれることがちょいちょいある・・・・。なぜ、そうなる~。


最近、うちの丈夫な、ゲートを掻い潜って、いつの間にか遊びに来ている、近所の子どもたちにより、我が家は、シャワーも出るし、トイレも流れるということが発覚し、ココにきて快適ぶりを発揮してきた我が家。子どもの観察力は恐るべし~

しかし、今までの私の人生は、風呂に入りすぎ、トイレ流しすぎだったとKenyaに学んだ私は、お風呂は、3・4日に一回。トイレは、朝一回だけ流す。ということに加藤家家訓を決めた。


そんな感じで、また一週間が終わった。

言葉がはっきり分からない分、マイナスに考えてしまえば、どこまでもマイナスに思えてしまう。
うまくいくことのほうが少ないし、毎日必死。

心の柱をドコに置くのか、何のために進みたいのか、それがぶれたら、一発で自分が崩れそうになる。
でもそれは、日本でも同じ。


あきらめたらそこで試合終了ですよね~安西先生~
久しぶりに、しみじみスラムダンクの好きな場面を見た。


来週は、新隊員の歓迎会のため、1ヶ月半ぶりに、Nairobiでみんなに会える~

ということで、また、一週間元気に頑張ろう。

2010年9月20日月曜日

The HardWorking~

Hamjambo~

今週も、一週間乗り切りました~

今週は一歩前進しました~

そうです!データ管理室から、抜け出してやりました~

データの忙しい時期も過ぎたし、そろそろ潮時だと思ったので、ふらりと「今日から、CCC:Comprehensive Care Center(包括的にHIV/AIDS患者をサポートするところ)に行く」と宣言し、CCCに突入しました。

ということで、今週はそのCCCで、お医者さんの横や薬剤師さんの横や、待合室や、患者さんの勉強会やら、いろいろな場所に陣を取り、今日はココを私の場所にすると言って居座り、とにかくスタッフの名前、仕事、立場、熱意、患者さんの様子、表情、空気などなどをよーく観察してみた。

データ室で見ていた、データがこんなふうに取られているのか~というのも見ることができたし、何より人としっかり接することができるのはやはり嬉しい。

データ管理室でもそうだったけど、やはりそこでも私の立場は、病院内で最も暇で最もアホな外国人。

うちの病院は、アメリカからの支援がしっかりなされているため、スタッフもやはり皆選りすぐりのエリート。しかも、Kenyaでも問題になっているHIV/AIDSの科だけあって、切れ者が多い。

自己紹介をするたびに、「あなたは何のプロフェッショナルで、目的は何ですか?」と聞かれる私。
もし、言葉がうまく通じるならば、私はこう言いたい。

「私は、今までスキーヤーを真剣にやってきて、医療現場に関わったことはありません。医者でも看護師でもないので、専門的なことは分かりませんが、幅広く全体を見ることはでき、日本というところで育ってきたので、ちょっと違う視点も持ってます。ココの病院やスタッフは、みんなとても素晴らしく、私のできることはないかも知れませんが、私の目的は、皆さんと同じように、ココの人々をサポートすることであり、HIVに感染する人を一人でも食い止めることであり、HIV/AIDSによって悲しむ人を一人でもなくすことであり、共にPositiveに未来を考えることです。そのために、まずはいろいろなことを見て、皆さんから学んで、もしできることがあるなら、みなさんと共に全力で取り組んでいきたいと思いますので、よろしくお願いします。」

しかし、現実はこうです。
「My name is MARI. I'm from Japan. I'm a volunteer from JICA. I'll stay here for 2 years. First, I need time for knowing here. After that I can decide my objective. So please teach me a lot.・・・・・・・」
これを英語:スワヒリ語:ルオ語=4:4:2くらいで必死に伝えるわけですけど、
お察しのとおり、まったく言いたいことは伝わっていません。


それでも、何とかコミュニケーションは取れます。そして、口は災いの元といいますが、口から出るでまかせが理解できない私は、真実だけを自分の目で見ることに集中できます。


とにかく、ゆっくりじっくり、見て話して、考えていきたいと思います。

そこの様子は、また、今度ゆっくり書きたいと思います。


昨日土曜日は、全員スタッフ強制出勤日で、新しいCCCのBuildingへと大引越し大会。

私は、もちろん自主的に積極的参加。

己の存在価値を示さねばといわんばかりに、ねずみの死体処理係兼、最も重いファイルロッカー運び係として、精一杯働いた。

おかげで、サルモネラ菌まみれ、腕パンパンになりながらも、「Good girl」との称号をいただいた。

そして、その後、Siayaから一番近い大都市、キスムに2時間かけて移動し、これから始まる雨季のマラリア危険時期に向けて、マラリアの説明会。

そのままJICAが準備してくれた、Hotelに泊まるということで、久しぶりに肉が思う存分食べれるぞ~と思ったけど、久しぶりの肉に胃がびっくりしたのか、あまり食が進まず、悔しい思いをし、今日無事My Homeに帰り、今日は、空手をサボり、ながーい昼寝をして、今に至る。


というわけで、また一週間頑張ろうと思います。


なんか、最近、ものすごくデジャブが多い。日々、必死に頭を使っているから予知能力でも身についてきたのだろうか~?

でも、明らかに、日本にいて、気になっていたけど関わっていなかったときの私と、気になるアフリカ、そしてHIV/AIDSのことに直に向き合っている私と、何かが変わってきている。


とにかく、日々逃げずに、いろいろ考えようと思う。逃げずに、目を開けて、いろんなことを見ていきたいと思う。
Polepoleで楽しみながら~

2010年9月13日月曜日

The Busy~!

Hamujambo~

今週もちゃんと生きてます。

Weekendといえば、ま~とにかく、忙しい・・・・。

掃除に、洗濯に、Makintg Tableに、平日になかなかできない仕事のための準備などやることはいっぱいあるのに、いろんな人といつの間にか約束をしてしまい予定は、あっという間にいっぱいになる。

私に二年は、こんな感じであっという間に過ぎていくのだろう。


今週末は、とりあえず昨日は、我がパソコンの師匠の家に、ご飯を食べに行き、疲れていたのか、睡眠薬でも入っていたのか、彼女のベットで、近所の子どもたちに、頭なでなでされながら2時間ほど昼寝をし、精一杯、子どもたちと遊び、夕方、空手教室に行き、ジムの掃除を精一杯して、家に帰って、本棚を作った。



本日は、全力で朝6時半から掃除して、Kenyaのきよちゃん(ニコラス)と遊ぶ予定だったが、彼が未成年で免許ないくせに、電化製品の会社で働いているジャックのバイクを借りて、どっかにいってしまい、なぜか、ジャックの家に置き去りにされ、ジャックに永遠とKenya人の好きな人へのアプローチの仕方を語られたので、とりあえず用事があると言い、町に一週間分の買い物をしにいったら、酔っ払いにお金がほしいの~と絡まれ、ちょっとへこんでいたら、ニコラスに会い、いい所にいくから、バイクに乗って!と言われたけど、JICAルールで乗れないことになってるし、ルールじゃなくてもどう考えても危なすぎるので、私は走りたい!といって、道行く人に笑われながら、果てしなく遠い地まで走り、目的の地までたどり着く直前に、Policeを見かけ、ニコラスが捕まるから帰ろう!と言うので、再び5キロ以上あるだろう道なりを戻り、その後約束していたサッカーコーチ:ジョージのお家に行き、HIVとサッカーについてつたない言葉で対話し、HIV予防のためのサッカーイベントを開こう!と言うことで盛り上がり、帰ろうと思ったり、再びジャックに会い、来週彼のうちでご飯を食べることになり、そして帰ろうと思ったら、道であったサムソン青年が私の母にあってほしいと言うので、町で働いてる彼の母のところになぜかあいさつしにいき、流れ的に、結局今日も空手に行ったら、今日はちょっと変わったおじさんがコーチをしてくれて、意味不明なスパルタトレーニングで、なぜか数十種類の腕立て伏せをやらされ、手がもげそうになりながら、家に帰ったら、大家さんの息子に9月分の家賃Sleepingだぞ~と言われたので払い、もげそうな手で、炭を焚き、今ようやくご飯を食べ終わったところである。


こうして、私の週末はまた終わりを告げた。



こんな私の最近の喜びは、炭の余熱でポップポーンを毎日食べること。

あと最近チャパティ(ケニアの主食の一つで、クレープみたいなの)を作って見ているけど、何度作っても餅になるので、チャパティという名のお餅を食べれること。

普段病院では、厳しい鉄の女のパソコンの師匠が、近所の子どもたちの人気者で、その子どもたち全員に、お昼ご飯をあげている姿を見れたこと。

サッカーの力で、HIVの問題を何とかしたいと熱い思いを持つ、素敵な友に出会えたこと。

空手に頑張って通ったことで、お金目当てでも、日本人目当てでもない、良き仲間ができたことと、頑張った後にだけ感じる素敵な夕焼けを見ることができたこと。

こんな感じでしょうか~。

やはり、私は、スポーツの路線から攻めてみたいと思う。

いや、もはや言葉も通じず、力もない私は、まず共に体を動かすことと笑うことしか糸口はないようだ。

それが、分かってきただけでも、日々進歩している証拠である。

じゃ、また~!

明日から始まる新しい一週間も、日々すこーしづつでも前進できるように必死に頑張りましょ~。

2010年9月5日日曜日

The Not Kenya!

Hamjambo~

ただいま、雷雨そして、停電中です。

今日は体を洗おうと思っていましたが、停電で完璧にテンションがた落ちなので、明日にします。まだ3日目なので、大丈夫です。


先日、驚くべきことがありました。

私~エイズ対策隊員なのに、なのになのに、私の知らないうちにエイズの新しい施設が、知らないうちにうちの病院内に完成していました。

私にはまったくきずかれずに・・・・。


その上、盛大に完成式典が開催されました。

病院内、スタッフ仕事そっちのけ、患者さん診察そっちのけで、皆で、炎天下の中、お偉いさんの話を3時間ちかく聴き、最後はみんなで無料のお昼ごはんを食べ、プロのミュージシャンの伴奏で、病院を作った、大工さんやら、患者、スタッフみんなで、ダンスを踊りました。

私はまったく知らなかったけど、実はなかなか大きなイベントだったらしく、アメリカなどからお偉いさんがいっぱいとテレビ局の人がいっぱい来ていました。

あと、前にも言ったかも知れないけど、ココSiayaは、かの有名な、オバマ大統領のお父さんのふるさと。つまり、おばーちゃんが住んでる場所。今回のイベントにも、オバマ大統領のおばーちゃんとお姉さんが、来賓として出席していました~

今度、時間を見つけて、かの有名なオバマ大統領のおばーちゃんちに行ってみたいと思います。



話は変わって・・・・

Kenyaに来て、いろいろバタバタしている間に忘れていたことがありました~

この先はスキー関係者向けです。メールを送るのがちょっと面倒なので、この場をお借りしたいと思います。すみません。

Kenyaにくる直前の4月に、偶然出会った、東京の養護学校で教師をされている方に誘われて、『雪国学校』という行事に参加しました。

それは、いろいろな障害を持つ子どもたちやその親御さんたち、そして同じ心を持つ教師たちが集まり、雪にふれあい、スキーをし、皆で笑い、皆で楽しむという素敵なものでした。

また、それに資金をだされているご夫婦のお子さんや、その会のOB・OGの中には、キンジストロフィーなどで、亡くなった方々もいるようで、同じような気持ちを抱える同士が集まり、温かい時間を共にすごすという、とても魂のこもった会でもありました。

自分の足でスキーができる子たちは自分の足でスキーを楽しみ、それが難しい子たちは、バイスキーというのを使います。

障害を持つ子どもが座り、誰かが後ろのハンドルを持ち、操縦するというものです。

私は、ただスキーができるというだけで参加し、今まで障害者と出会う機会はなかったし、行きますと安易に返事をしてしまってから、ちょっと行くのが面倒に感じたりもしていました。


しかし、終わってみると私にとってはものすごく嬉しい経験になりました。彼らの乗るバイスキーを操縦すると、普段あまり表情を変えない子も、みんなものすごく楽しそうな最高の笑顔を見せてくれます。

スキーで感じることができる、寒さや肌で感じる痛さや風や体で感じる振動や恐怖。

自然の爽快感やあの最高の感覚を彼らと共有できたことは、もう素敵~~~でした。

と、ちょっと前置きは長くなりましたが、その素敵な体験ができるボランティア操縦士を今年も探しているとのことです。
条件は、ただスキーができること!

さらに、今年は『雪国学校』30周年ということで、さらに盛大に行うようです。

場所は苗場スキー場で、時期はスプリングシリーズにかぶるかどうかというくらいの時期だと思います。

宿泊費やリフト代などはおそらくかかりません。

まだ先のことなので、いけるか分からないという方でもなんでも、興味のある方は、是非是非私に連絡をください。首をながーくして、待ってます。

大好きなことをやって、それで人にも喜んでもらえたらこれほどの喜びはないと思います~

じゃー、ということでよろぴく~

Kenyaとあまり関係ない内容ですみません~

2010年9月4日土曜日

The Learner~!

Hamjambo~

また、一週間がFinish~

最近の私の生活をご紹介します。


8時25分に家を出発し、職場の病院までのやく300Mほどの道のりをゆっくり歩き、30強の人々にあいさつをし、8時半から仕事開始~

何も知らない、私がいったい病院で何をしているかというと、

まーとりあえず居場所がないので、データ管理室に行き、出勤しているよ~アピールをします。

それから、暇そうな時は、とりあえず病院内をぶらぶら歩き、ものすごい視線を浴びながら、体調がよさそうな人には、「元気~?」とあいさつし、体調がよくなさそうな人たちには、軽く会釈と心の中で「お大事に~」とつぶやき、とりあえず全快の笑顔でいろんな科の様子を観察します。

それから、一度データ管理室に帰り、まだ暇そうなときは、HIV/AIDSの科に行き、患者さんが待っている椅子にさりげなく座り、話したり、子どもたちと遊んだり、何もしないで観察したり、怪しい日本人っプリを発揮します。

データ管理室が、忙しいときは、部屋に閉じこもり、パソコンと向き合い、ひたすらデータを打ち込みます。

1時から2時まではお昼休みなので、家に帰って、ご飯を食べて、10分くらい昼寝して、また気を引き締めて出勤します。

午後は、暇なときは電子辞書の簡単英会話のところを見て、勉強したり、折り紙を折って、病院内の目立つところに、さりげなく置くという作業をします。100%次の日にはなくなっています。

忙しいときは、午後もまた引き続きひたすら、データを入力します。


我が病院がどんなところかというと、日本で言う県立病院。

ここに来る前に、先輩隊員などから、病院内が汚いとか、適当とか、容量が悪いというような話をきいていたけど、うちの病院は、まったくそんなことはない。

アメリカなどの機関が関わったり、いろいろ研究のためのスペースがあるせいか、まるでエリートの集まりのような場所。

病院の中と、外はまるで同じ場所とは思えない。

私のいるデータ管理室は、病院内のデータを管理するのではなく、Siaya県全体のデータが集まってくる場所。

月の初めの今の時期は、県の各地で地域診療所などをやっている人たちが、月ごとに提出する10種類以上のデータをもってやってくる。

彼らにとって、ココにくることは、とても大変なことでもあり、恐怖なことでもあるらしい。

なぜなら、データの取り方、データの書き方などを細かくだめだしされ、足りないものがあると、どんなに遠くから来た人であっても、容赦なく帰されるから。

みんな緊張した様子でやってきて、
「忙しくて、こんなデータ書くの大変なんだから~」とか、「あなたには大変さは分からないわよ~」とぶうぶういいながら、私のパソコンの師匠、べネッサねーさんの鬼のような顔で睨まれ、容赦なく怒られて帰る。

また、私が一番関わりがある私のBoss=Mr.Lukeに運悪く鉢合わせた人は、さらに悲惨なものである。

彼はこの病院内でも、SiayaのHealth施設全体の中でも、恐れられる裏Bossのような奴で、はっきりいってものすごく頭の切れる、できる奴オーラが漂う男。

Boss「〇〇のデータ、3ヶ月提出してないけど、ちゃんとやってんのか?YesかNOで答えろ!」
地域の病院の人「たぶんNO・・・・」
Boss「お前それ、本気で言ってんの?お前、名前は?」
地「・・・・・。Mike(仮)。」
B「おーMike、その意味は分かってんのか?」
地「・・・・・。」
B「責任者は誰だ?」
地「・・・・Rose(仮)」
Boss、Roseに電話。・・・・・・・・。

このような会話が、凍りついたような空気の中で、交わされる。

彼は私には、今のところ優しいが・・・・、逆に怖い。

要するに、私がいるところはとにかく機械的にお役所仕事をするところ。

せっかく、同じような苦労を背負う地域の同志たちが集まるんだから、もっといい空気と情報共有の場になればいいのにな~と思いつつ、行列をつくって待つ彼らに背を向けて、忙しくひたすらべネッサねーさんのサポートと、データを打ち込む私。

ここに私の思い描いていたKenyaはない。

管理・機械的・エリート・固い空気。こんな言葉がしっくりくる場所。


そんな中出会う、顔をしわくちゃにして笑ってくれるおばーちゃんたちや、エイズで親を亡くし、自らも明らかにエイズの症状が現れていても、小さい兄弟を連れて病院にやってくる子どもたちなど、彼らのたくましさが、今の私にパワーをくれる。




そんな病院内とは裏腹に、ものすごく陽気な外部。

Kenyaの人たちは、積極的過ぎる。

みんな教えることが大好き。何でもかんでも、突然教えてくれる。

携帯も。

そして、「Love」という言葉を簡単に使い、ちょっと仲良くなるといつあなたの家にいける?という質問を男も女も、子どもも大人も、みんなしてくる。

そして、断りきれず携帯を教えてしまうと、しつこく電話がかかってくる。

最近はようやく、うまい切り抜け方を身に着けてきた。

結婚してるかと聞かれたら、「それはシークレットだ」といい。
電話は持ってるかと聞かれたら、「電話は嫌いだ」と答える。

友だちはたくさん作りたいけど、突然人の婚暦や電話番号を聞きたがり、家に来たがるKenyaの文化には、まだちょっと慣れない。


そして、今週一週間は、今日仮病でサボった以外は毎日空手にかよった。

毎日毎日、筋肉ムキムキの男たちと共に筋トレをして、「はー!」といいながら、パンチやキックを打ち込んだ。当然のことながら、全身筋肉痛MAX~
しかし、変に女扱いせず、真剣に指導してくれるので、とても居心地がいい。
そして、その状況を客観的に考えると面白すぎて、笑いが止まらない。




本当にたくさん先生がいる。
Kenyaに来る前の研修で、「何かを教えたり、日本のやり方を押し付けるのではなく、相手の立場に立って考えることが大切だ」的なことを学んだけど、

今の私にとっては、そんなこと微塵も心配ない。

毎日、kenya人のすごさに教えられている。

今、私が役にたっていることと言えば、「人に教えることで得られる自信」を多くの人に与えていること。


今週は、なんだかハードで、とても疲れた。

私は『Learner(学ぶ人)』という役職を今のところまっとうしている。

私はココにいる誰とも同じにはなれない。ココにいる誰とも同じ仕事はない。私は私という立場で、私というキャラクターで、ココにいる人たちに幸せの風を吹かせること。それが私の仕事のようだ。


今日は、この辺で~

Good night~