2010年9月4日土曜日

The Learner~!

Hamjambo~

また、一週間がFinish~

最近の私の生活をご紹介します。


8時25分に家を出発し、職場の病院までのやく300Mほどの道のりをゆっくり歩き、30強の人々にあいさつをし、8時半から仕事開始~

何も知らない、私がいったい病院で何をしているかというと、

まーとりあえず居場所がないので、データ管理室に行き、出勤しているよ~アピールをします。

それから、暇そうな時は、とりあえず病院内をぶらぶら歩き、ものすごい視線を浴びながら、体調がよさそうな人には、「元気~?」とあいさつし、体調がよくなさそうな人たちには、軽く会釈と心の中で「お大事に~」とつぶやき、とりあえず全快の笑顔でいろんな科の様子を観察します。

それから、一度データ管理室に帰り、まだ暇そうなときは、HIV/AIDSの科に行き、患者さんが待っている椅子にさりげなく座り、話したり、子どもたちと遊んだり、何もしないで観察したり、怪しい日本人っプリを発揮します。

データ管理室が、忙しいときは、部屋に閉じこもり、パソコンと向き合い、ひたすらデータを打ち込みます。

1時から2時まではお昼休みなので、家に帰って、ご飯を食べて、10分くらい昼寝して、また気を引き締めて出勤します。

午後は、暇なときは電子辞書の簡単英会話のところを見て、勉強したり、折り紙を折って、病院内の目立つところに、さりげなく置くという作業をします。100%次の日にはなくなっています。

忙しいときは、午後もまた引き続きひたすら、データを入力します。


我が病院がどんなところかというと、日本で言う県立病院。

ここに来る前に、先輩隊員などから、病院内が汚いとか、適当とか、容量が悪いというような話をきいていたけど、うちの病院は、まったくそんなことはない。

アメリカなどの機関が関わったり、いろいろ研究のためのスペースがあるせいか、まるでエリートの集まりのような場所。

病院の中と、外はまるで同じ場所とは思えない。

私のいるデータ管理室は、病院内のデータを管理するのではなく、Siaya県全体のデータが集まってくる場所。

月の初めの今の時期は、県の各地で地域診療所などをやっている人たちが、月ごとに提出する10種類以上のデータをもってやってくる。

彼らにとって、ココにくることは、とても大変なことでもあり、恐怖なことでもあるらしい。

なぜなら、データの取り方、データの書き方などを細かくだめだしされ、足りないものがあると、どんなに遠くから来た人であっても、容赦なく帰されるから。

みんな緊張した様子でやってきて、
「忙しくて、こんなデータ書くの大変なんだから~」とか、「あなたには大変さは分からないわよ~」とぶうぶういいながら、私のパソコンの師匠、べネッサねーさんの鬼のような顔で睨まれ、容赦なく怒られて帰る。

また、私が一番関わりがある私のBoss=Mr.Lukeに運悪く鉢合わせた人は、さらに悲惨なものである。

彼はこの病院内でも、SiayaのHealth施設全体の中でも、恐れられる裏Bossのような奴で、はっきりいってものすごく頭の切れる、できる奴オーラが漂う男。

Boss「〇〇のデータ、3ヶ月提出してないけど、ちゃんとやってんのか?YesかNOで答えろ!」
地域の病院の人「たぶんNO・・・・」
Boss「お前それ、本気で言ってんの?お前、名前は?」
地「・・・・・。Mike(仮)。」
B「おーMike、その意味は分かってんのか?」
地「・・・・・。」
B「責任者は誰だ?」
地「・・・・Rose(仮)」
Boss、Roseに電話。・・・・・・・・。

このような会話が、凍りついたような空気の中で、交わされる。

彼は私には、今のところ優しいが・・・・、逆に怖い。

要するに、私がいるところはとにかく機械的にお役所仕事をするところ。

せっかく、同じような苦労を背負う地域の同志たちが集まるんだから、もっといい空気と情報共有の場になればいいのにな~と思いつつ、行列をつくって待つ彼らに背を向けて、忙しくひたすらべネッサねーさんのサポートと、データを打ち込む私。

ここに私の思い描いていたKenyaはない。

管理・機械的・エリート・固い空気。こんな言葉がしっくりくる場所。


そんな中出会う、顔をしわくちゃにして笑ってくれるおばーちゃんたちや、エイズで親を亡くし、自らも明らかにエイズの症状が現れていても、小さい兄弟を連れて病院にやってくる子どもたちなど、彼らのたくましさが、今の私にパワーをくれる。




そんな病院内とは裏腹に、ものすごく陽気な外部。

Kenyaの人たちは、積極的過ぎる。

みんな教えることが大好き。何でもかんでも、突然教えてくれる。

携帯も。

そして、「Love」という言葉を簡単に使い、ちょっと仲良くなるといつあなたの家にいける?という質問を男も女も、子どもも大人も、みんなしてくる。

そして、断りきれず携帯を教えてしまうと、しつこく電話がかかってくる。

最近はようやく、うまい切り抜け方を身に着けてきた。

結婚してるかと聞かれたら、「それはシークレットだ」といい。
電話は持ってるかと聞かれたら、「電話は嫌いだ」と答える。

友だちはたくさん作りたいけど、突然人の婚暦や電話番号を聞きたがり、家に来たがるKenyaの文化には、まだちょっと慣れない。


そして、今週一週間は、今日仮病でサボった以外は毎日空手にかよった。

毎日毎日、筋肉ムキムキの男たちと共に筋トレをして、「はー!」といいながら、パンチやキックを打ち込んだ。当然のことながら、全身筋肉痛MAX~
しかし、変に女扱いせず、真剣に指導してくれるので、とても居心地がいい。
そして、その状況を客観的に考えると面白すぎて、笑いが止まらない。




本当にたくさん先生がいる。
Kenyaに来る前の研修で、「何かを教えたり、日本のやり方を押し付けるのではなく、相手の立場に立って考えることが大切だ」的なことを学んだけど、

今の私にとっては、そんなこと微塵も心配ない。

毎日、kenya人のすごさに教えられている。

今、私が役にたっていることと言えば、「人に教えることで得られる自信」を多くの人に与えていること。


今週は、なんだかハードで、とても疲れた。

私は『Learner(学ぶ人)』という役職を今のところまっとうしている。

私はココにいる誰とも同じにはなれない。ココにいる誰とも同じ仕事はない。私は私という立場で、私というキャラクターで、ココにいる人たちに幸せの風を吹かせること。それが私の仕事のようだ。


今日は、この辺で~

Good night~

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