アフリカエイズ会議 In Ethiopia。
ケニアエイズ対策内での報告も終わり、報告書も書き終え、ひとまず一件落着というところです。
では、まとめてみます。
このエイズ対策という分野。
自分の家が貧乏だと思っていたことから大学時代に興味をもった「貧困問題」。
貧困を学ぶうちに興味を持ったエイズ問題。
エイズを知りたいと思って参加した講義でかっこいいと思ったエイズ啓発のNGO。
そのNGOを通して挑戦してみたいと思った協力隊。
そして、今に至る。
しかし、ケニアに来て、毎日目の前の出来事に向き合うのに必死で、一体自分が今どうして、何をやっているのか意味があることなのか、自分の今の時間に不安を抱くことも少なからずあった。
そんな中、自分はどうせ英語が聞き取れないだろうけど、DASCO(県エイズ・性感染省対策員)のおっちゃんを参加させたいと思って、参加させてもらったICASA。
ぶっちゃけ、7割は何を言っているか分からなかった。
質問したいことも、いいたいこともいくつかあったけど、そこでの語学の壁は大きすぎた。
が、しかし、空気、世界の流れ、自分の意味を全開で感じてきた。
結局、立派な専門家、活動家、多くの団体がいるけれども、いまだ正解道はないということ。
はっきりと実証された理論はあるけど、結局は現場の人の心が伴わなければ正解にはならないということ。
いろいろな話を聞き、いろいろなモノを見てきたけれども、結局はそれぞれの場でそこにあった方法で向き合っていくしかないということ。
世界には、私たちのように、いろんな視点や、いろんな方法で、エイズや人権のためにつかみようのない敵と戦っている人がたくさんいること。
つまり、エイズ対策とは、心。
人の心、行動を変えていく活動である。
だからこそ難しく、現場の一つ一つの出来事の先に正解がある。
だから、つまりつまり、
私たちが答えである。
と、勝手にいいように解釈して帰ってきた。
ともあれ、シアヤの家の近所のことしかほとんど見ていない私が、
世界を見てこれたのは、プラスになったでしょう。
ブッシュ前米大統領が来てるし、どんなすごいことが起こるのかと思ったけど、私が普段考えているようなことをみんなやっているのか~若干得意げな気分にもなった。
そして、今回の会議参加で、一番大きかったのは私の一様直属の同僚にあたるDASCO:Luke君と参加できたこと。
普段、共に活動することはほとんどないので一体彼が何を考え、どんな活動をしているのか今まで何にも知らなかったし、
お互いを知ることはいい場合もあるが、よくない方向に働く場合もあるので、不安も結構あったし、
いつも、そして今回も冗談を頻繁に交えて、しかもルオ語&早い英語で話してくるので、10回のうち5回は理解不能だけれど、
なんと私と同じく、「Youth」、「Stigma&偏見」というテーマに興味を持ち、今回の会議でもそれらをメインに学んだようで、
今後、ユース向けのactionを起こしていきたいとのこと。
今後の私の活動に大きな見方ができたようだ。
今回のチャンスをうまく生かしていこう。
やはり、貧困も、エイズも、若者のPowerでぐいぐいひっぱていくしかない。
私も、一人の若者として、自分の現場でこれだ~と思うことを全開でやってくしかないっしょ~
と改めて確信したICASAであった。
完