2011年11月13日日曜日

The イイベント。

ケニアに来て、もうかなりの数のイベントに参加している。

もちろんHIV/AIDS関係や手洗い、ポリオの予防接種など健康に関するイベントだけど、参加するのは好きじゃない。

参加しても、大体どれも同じ流れ(偉い人たちが来るまで長い時間待たされ、お祈りから始まり、踊りや演劇のパフォーマンスがあって、その後偉い人のナガ~イ話があって、マテリアルなどが配られ、ソーダを飲んで終わる)。

しかも、ある程度知識を持っている人の参加が多く、いったい誰のためにやっているのか、意味があったのか分からないものが多い。

+私が参加したところで、外国人として多少ビップなイベントの雰囲気作りをするか、ダンスを一緒に踊って観客を楽しませるか、写真を取り捲るかしかない。
費やす時間のわりに達成感が少ない。

だから、大体のイベントの誘いは断るのだけど、外国人でカメラを持っているというだけで、連れて行かれることも多い。



先週も、3つのイベントに参加した。
学校でのHand washingと、ローカル地域でのEMTCT(Elmination of Mather To Child Transmission):母子感染撲滅のイベント。


どのイベントも、参加者ものすごく少なかった。

場所も人通りが少ない場所だったり、日時も平日の昼前だったり、偉い人たちが、専門的な言葉を並べて長々と話したり、パフォーマンスする人たちが、観客にお尻をむけ主催者側を向いていたり・・・。

これがケニアの文化だといわれてしまえばそれまでだけれど。

せっかく多くの団体がお金をつぎ込んで、プロジャクトを組んで、頻繁にイベントを開催するのだから、もう少し活かせればな~といつも思う。


もちろん素晴らしいところもたくさんあるんだよ。

 ダンスや演劇や詩の朗読などパフォーマンスはケニア人の得意技。
このおばちゃんも熱く堂々とビップ席に向かってHIVに関する詩を披露した。
ちなみに、これ前座。ビップ席にほとんど人はいなかったのに。



この怪しいおばちゃん率いるコミュニティヘルスワーカーたちも
なかなか来賓たちが到着しないので、影で10分ほど話し合い、即興で捨て身の演劇を披露。

たぶん、私にはマネできない。 



こんな離れ業もできるし、知識を持ち、それを表現できるすごさがあるのだからそれらをもっともっとうまく活かしていければ、どれだけの知識や情報が、より多くの人に伝えられることか。


主催者側みんなで、地域の人に向かって、絶対に陽性で生まれてくる赤ちゃんをなくしていこう!と大声で叫ぶだけだっていい。お尻を向けて難しいこというよりわ。

予算がないなら、車が来るのが遅いなら、近場の地域をみんなで歩いて、話して回ったっていい。


力のある彼らならできることはいっぱいあるのに、なぜかいつも同じようなイベント。


県保健事務所にイベント革新員を作りべきだ!

JICAボランティアもイベント隊員という人が入ったらおもろいのにな~。

いったい何がいいイベントといえるんだろうか~

1 件のコメント:

  1. ほんまに、誰のためのイベントやろな。
    今週WADSイベントに向けての会議がまたあるから、
    ちょっとガツンといってみるわ。書面にして。

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