2010年10月20日水曜日

The Encounter!

Nade Uru~

Achiomaber.

書きたいことはたくさんある。

たくさんありすぎて、言葉を簡潔にまとめる能力が乏しい私は、きっとうまいこといえないだろう。そして事情により金欠病のため、ネット代をケチらなくてはならず、Blogを書くのが久しぶりになってしまった。


ま~毎日平和にやっている。

変わったことといえば、

空手テコンドー教室が、空手テコンドー拳法教室になり、突然「次のステップに進もう」と盛り上がりを見せ、一週間200ksh(240円)の会員制になったこと。

職場に日本に興味津々で、その上私の英語の間違った文法と発音に厳しいインターン生が二人来たおかげで、英語頑張れていること。

週一回、CCCの隣にあるHOSPICE(末期がんなどのため、死に近い患者さんに対して、医療的・精神的・社会的サポートを行う施設)に行き始めたこと。

最近、体温測定&全体的手伝い&力仕事係という役目もマンネリ化してきたため、自分の独断で、近くの学校に進出し始めたこと。

HIV陽性者のサポートグループのミーティングに参加し始めたこと。

などなど・・・。


人生において、どんな人に出会うかってのは、ものすごく大きいことだと思う。

私がどんな人間かは別にして、そういう点で、加藤マリという人間は、コレまでも抜群の出会い運を発揮してきた。


ココKenyaにおいても、その幸運は健在の気がする。


私が今メインとしている、CCC(Comprehensive包括的 Care Clinic)。

STAFF皆、本当に素晴らしい。

彼らの中には、HIV陽性者、目に障害がある人、自分の奥さんと子どもがHIV陽性者の人、すごく陽気な人、シャイだけど働き者の人、疑い深い人などなどすごく個性豊か。

頻繁に、自主的にミーティングを行い、患者さんがよりよい治療をスムーズに受けるためにどうしたらいいか、問題は何かあるか、その問題に対してどう対処するかなど、皆で話し合う。真剣に話合うので、時々、意見が衝突することもあるが、お互いに言い合い、ユーモアもあり、とても有意義な時間。

しかも、白熱するとルオ語とスワヒリ語になるが、基本的に私にも分かる様にやさしい英語で話してくれる。

私が口をはさむことなんて、今のところほとんど見つからない。ただただ、彼らに学びたいとしか思えない。

特に、CCCのBOSS:MS.ジルパー。

彼女の、患者さんやスタッフに対する姿勢、リーダーとしての姿勢、本当に尊敬できる。

優しさと厳しさで、全体を見ながらも、一人ひとりにしっかり向き合っている。
HIV/AIDSという、いまだに社会的な問題も付きまとうコトだからこそ、必要な優しさと厳しさ。
彼女に着いていきつつ、学びつつ、私としてのサポートをして行きたい。だが、何を・・・・


最近参加している、あるピアサポートグループのミーティング。このサポートグループ皆、それぞれの仕事をしながら、スティグマをなくすこと、差別を取り除くこと、お母さんから子どもへの感染を防ぐこと、それぞれの経験をシェアすることを活動の目的にしている。

彼らも、本当に素晴らしい。

自分たちで、お金を出し合い集まり、目的、内容など、皆で話し合い活動している。

ただただ、彼らに学びたいとしか思えない。




そして、最近私にしつこいくらいに影響を与えている、サッカーコーチのジョージ。

彼は、タンザニア、ウガンダ、中国でサッカーのコーチをした経験があり、今は高校のコーチだけではなく、Siayaサッカーリーグで現役選手として、活躍もしている。その上、最近は自作音楽DVDの作成にはまっていて、私にも外国人役で登場のオファーをしてくる。
ワンピースで言ったらルフィー。スラムダンクで言ったら桜木花道。的な、人生120%全力で駆け抜けるタイプのActiveなやつ。一緒にいると、その勢いにPowerを吸い取られ、奴ペースに持っていかれる。

このジョージが教えるサッカーチームはKenya各地から集まった、選りすぐりの選手がいる。去年のKenyaユース、NO.1の選手、親がいない子、家族が誰もいない子、家がすごく貧乏な子などいろいろ。
そのほとんどの学費や寮費は、校長の計らいで免除。そしてそのほかにかかるお金については、ジョージがすべてポケットマネーから出し、親代わりをしているらしい。嘘か本当かは定かじゃないが。

学校も、そして、ちょっとインチキ臭いジョージも、この可能性あふれる選手たちを、兄弟だと思い、心から応援しているのは確かで、家の事情とかに関わらず、ダイヤの原石をみんなで磨いている彼ら、素晴らしいことだな~と思う。

やはりどうしても、スポーツを真剣にやっている青年は応援せずにはいられない。

みんな、Kenyaのキヨちゃんだと思って応援しようと思う。

しかし、中国人顔負けの、ジョージの寄付金集めテクニックには引っかからないように必死に頑張りたいと思う。

彼らと共に、サッカー&HIV/AIDSイベントを行うのが、今の私のプチDreamである。




こんな感じで、Siayaで活動開始してから、2ヶ月になったが、自分の小ささ、Kenyanの大きさに感心させられる日々である。

そして、本当に素敵な人たちに出会うことができ、大切な場所に立つことができているのに、自分の言葉で気持ちを伝えたり、相手が言ってることを正確に聴く事ができないことが悔しくて仕方ない日々である。

でも、ジタバタしてもしょーがない。


先日、同僚に誘われて、ウエイトトレーニングジムに行った。6畳ほどの狭く、電気のない空間にゴツイむさ苦しい男たちが数人で、自分の筋肉に酔いしれながらトレーニングをしていて、流れ的に私もKenyaでまさかの、アームカールとデットリフトを必死にやるはめになった。そのジムの壁にしつこいくらいに貼ってあった言葉を私のこの2年間の座右の銘にしよう。

『Strong or Go Home!』

今は、あまり何もできる気がしないけど、語学も知識も全部、やれるだけ楽しみなが力をつけていこう。それで、2年後、私の中にも、出会った彼らの中にも、何かが残ればいい。
だめなら、家に帰ろう。

明日は、Public Holiday でKenyaはおやすみ。

これからの活動の作戦タイムの日にしようと思う。

では!また!

Olity~

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