2011年6月29日水曜日

The 縁

「Video Professional is coming.」


前から、やるやると言っていてなかなかできず、またもや先延ばしになりそうだったシアターグループのビデオ撮影。

詳しくは、また今度書こうと思うが、同期のタクさん(PC隊員)が評判の悪いシアヤに勇気を出して遊びに来てくれたので、みんなにビデオのプロが来ているから、今日しかない!とでかいことを言って、予定どおり決行できた。



タクさんは、ほとんどしゃべらなかったが、彼らはプロと信じきっていた。

結果オーライよかったよかった。

タクさんAsante。




先日、有名なマサイマラの近くのナロクに、美女3人組が派遣されていて、彼女たちがサッカーイベント第二弾を盛大に開催してくれたため、参加してきた。



マサイ族による伝統的なダンスあり~の。



かわいこちゃんたちによる、サイザルバックやケニアの小物や服を身に着けてのファッションショーありーの。





VCTありーの。







久しぶりに燃えた、ダンスありーの。









サッカーありーの。

スポーツでできるつながりは、いいの~
私ももっとうまく、かっこよくサッカーできたらな~~~~。









打ち上げありーの。

涙ありーの。


本当に美女たちの思いいれも苦労もたくさんあっただけに、素晴らしいイベントだった。



このイベントに参加した、子どもたち、サッカー選手、イケイケの成年たち、運営を手伝った現地の人たち、そして私たち隊員。


イベントがなければ、出会わなかっただろうし、VCTでHivStatusを知ることもなかったかも知れないし、だまっていたら得られなかった情報や経験がたくさんあったと思う。


『一期一会』という言葉があるけど、ほんの小さな出会いや、出来事が人を作り、社会を作り、世界を作る。



私自身、思いのほか早く協力隊の試験を突破してしまったため、ほとんど社会経験も、特別な技術や能力も持たないまま、ケニアにやってきた。


素晴らしい学歴や職歴を持つ隊員がいる中で、自分の能力のなさに、やっぱりまだ早かったかな~と思うこともあった。

だけど、あの時試験を受けていなければ、あの時合格していなければ、今ケニアに来ていなければ、出会えなかった人がたくさんいただろう。



ちょっと前、県教育省長と話をしていて、「HIV/AIDSの問題には、莫大なお金が費やされ、人も動き、色んなところでイベントやキャンペーンが行われているのに、ほとんど向上していないのは何でだ?」という問いを投げかけられた。


そのときはうまく答えられなかったけど、



HIV/AIDSは目に見えないものだからこそ、一人一人の見えないところでの行動が重要である。

でも人間は弱い部分をみんな持っていて、自分の行動や、心を変えるということや、心のバリアをなくすのはとても勇気の要ること。

でも、どこかで人や情報やキッカケとの出会いによって、変わる勇気を自分の奥底から出すことができる。


答えのない問題だからこそ、私のような若造も、ベテランも、専門家も、みんなが知恵を出し共に学び、刺激し、共に前進の道を模索していかなければいけない。

こんな私を合格させた、鬼試験管にはこんな意図があったのかどうかは分からないけど、


私、今ケニアに来て、今ここで活動できて、よかったな~と思えたナロクイベントだった。



ナロク3人娘の皆様、ありがとう。


伊計さんお疲れ様でした。また、秋田か、沖縄で会いましょう~


Safari Njema~


0 件のコメント:

コメントを投稿