日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力。
(詳しくはこちらをhttp://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shimin/oda_ngo/kaigai/human_ah/index.html)
のプロジェクトで水・衛生状況の向上と土の改善のために、SIAYA県内12の小学校に作られた、エコサントイレット。
つまり人間のうんことおしっこを、肥料として活用するためのトイレ。
とても興味があったので、見学してみた。
12校全部で、約83,300USDものお金が使われたらしい。
さすがに立派なたたずまい。
大事に使うために、鍵で管理されていた。
5年生~8年生の各クラスに一エコサントイレが割り当てられ、それぞれのクラスで鍵も管理しているのだとか。
空けてびっくり、今年の2月に完成してから、約8ヶ月経過しているのに、
まだ一度も使っていないらしい。
このように、おしっこと、うんこが、別れて下に落ちるような作りになっている。
その落ちた先は・・・・、
鍵の束を一から試すこと15分、ようやくフタがあく。
中は、至って単純。
しっかり、おしっことうんこが分かれていた。
ちなみに、エコサントイレを使うか、普通のトイレを使うかは生徒が選べる。
肥料になる、地球に優しいと分かっていても、鍵が必要で、ちょっと気を使って用をたさなければいけないエコサントイレと、
ささっと済ませれるノーマルトイレ、
子どもたちの足を向かわせるのは、今のところ
↓
勝者:ノーマルトイレ。
ここで言わせていただくと、大量の水で毎回流さないと詰まってしまって、使い物にならない水洗トイレと比べても、
確実に勝者:ノーマルトイレ。
そして、エコサントイレの下のうんこバケツがいっぱいになったら、乾燥場所に持っていき、灰をまぜて約6ヶ月置いておく。
おしっこは、水で10倍に薄めて、そのまま作物へ。
ウンコでも、灰を混ぜて乾燥させると、においはもはやなくなる。
ちなみに今回行ってみた学校では、今のところ5ウンコ袋。
まだ6ヶ月寝かせていないので、肥料としては一度も使ったことがないらしい。
大抵の学校では、畑を持っていてそれを売って学校運営費に回したり、給食に使ったりする。
エコサントイレットは衛生的にも、経済的にも、間違いなくよいシステムだけど、
あとは、面倒くささが問題かな。
援助で作ったものを大事に使ってくれるのはいいけど、せめて日中は鍵を開けっ放しにしたら、もっと使用量がふえるんじゃないかと思った。
私もおしっこ肥料やってみようかな~
これから、
毎日畑に自分おしっこ持って行ったらみんな引くだろうか~
0 件のコメント:
コメントを投稿