本日もヘルス教育アンケート調査のため、5校のセカンダリースクール(日本の中3~高3)に行ってきた。
たかが5校、されど5校。
朝いちで家を出て、帰ってきたのは日が暮れたころ。
たどり着くまでに、なんだかの乗り物にのり、果てしなく空と赤土とさわやかな緑の大地を歩き、やっとたどり着いたら、先生による日本についての質問攻めに合い。そして、仕返しに自分の持っているマテリアル説明攻めを食らわせ、たくさんの生徒たちの視線を浴びながら立ち去る。約2時間
× 5回。
どうせ調べるなら、Division(秋田県仙北市田沢湖の田沢湖の部分みたいな感じ)一つくらいは制覇したろう!と始めたけど。
なんせココはシアヤ。かなりの時間と労力と交通費を要し、体力レベル75%くらい奪われた。
でもなんだかんだ言って、今日までで15校制覇!残るは3校!
いろいろ回っていると、いろいろなことが見えてくる。
日本も同じだろうけど、
学校によって校風が全く違い、先生たちの雰囲気も違う。
雨が降ったら学校なしになるくらいの青空学校もあれば、窓付き、パソコン数十台プリンタ完備の学校もある。
特に、Lifeskillや体育・音楽などのテスト教科でないものは、先生たちによってかなり左右されているようだ。
今、私たちが行っているアンケートの一つに、こんな質問がある。
「想像してみてください。あなたは学校でアブステイン(性禁欲)を教えていますが、生徒たちが性行為をしているという噂を聞きました。この状況であなたはどう対応しますか?」
実際にかなりあり得る状況。
そこまで、模範解答のような解答を書いてきた回答者が多いが、そこでの答えは結構ばらつく。
―婚前交渉の危険性を個別に話して説得する。
―コンドームの使い方を教える。
―本気なのかと問い詰める。
―性行為以外のコミュニケーションの方法を教える。
―こんな状況は、うちの学校ではありえない。彼らは完璧にアブステインを守っている。なぜならGodがそう言っているから。
ちなみに最後の↑回答者は言っていました。
マスターベーションは聖書には駄目なこととして書かれいるから、あり得ない。
性行為もだめなこと。
じゃ、あんたはどうやって産まれたんだ?という質問に対しては、
正式な誓いを交わした後なら、許されるとのことです。
この学校には、帰国前に絶対にヘルス教育に行こう!とその時、心に誓いました。
たけど、いろいろ回ってみて思ったのは、ほとんどの学校の先生たちは、必要性を誰よりも感じ、かなり積極的にエイズ教育やLifeskill教育に取り組もうとしているんだな、ということ。
教育者が誰のための教育かを自覚し、情熱を持っているなら、そこの教育はなからずよくなり、教育が変われば、必ず社会も、未来も変わるであろう。
それにしても、日本にいた時テレビで「アフリカの学びたいがために10キロの距離を毎日歩いて往復している子供たち」なんかを偉いな~と思いながら見てたことがあったけど、
本当に、学校の周りに民家はほとんどなく、どっからこの大量のがきんちょたち来てんねん~と思うことがよくある。
ちびっこから、じーちゃん、ばーちゃんまで、ま~よく歩いてるわ。
あまりにも、普通すぎて何とも思わなくなっている自分がいる。
ってか、自分も結構歩いてるし。
でも、普通ってすごいな~とつくづく思うのであった。
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