ケニアの農家に生まれ、アフリカ全土に木を一本一本植えていくというグリーン・ベルト運動を行い、持続可能な開発、民主主義や平和のために立ち上がり、アフリカ人女性として始めてノーベル平和賞を受賞した強き女性である。日本の「もったいない」という言葉を絶賛したことでも有名である。
私がケニアにくることを選択した理由のひとつでもある。
そんなこともあり、
SIAYAに近い先輩隊員がモリンガ普及活動に力を入れていたこともあり、
運命の出会いを感じた『モリンガTree』。
『MORINGA OLEIFERA』またの名を、奇跡の木、生命の木、薬箱の木、母親の親友。
日本では、沖縄などの温かい場所にしかないらしいモリンガだが、ケニアの多くの地の気候には適している。
そのPOWERはカオスである。
地球上で、今まで発見された可食植物の中で、最もバランスよく豊富な栄養素を含んでいるらしい。
葉っぱの部分は、
牛乳の2倍のたんぱく質と20倍のカルシウム。
卵の36倍のマグネシウム。
にんじんの4倍のビタミンA。
ほうれん草の31倍の鉄分。
バナナの3倍のカリウム。
まいわしの50倍のビタミンB2。
オレンジの7倍のビタミンC。
豚肉の4倍のビタミンB1。
CO2の吸収力、杉の木の15倍。
また、水を浄化する作用もございます。
(日本モリンガ協会ホームページより)
しかし、意外とケニアでは知名度の低い、モリンガ君。
こんなにすごいもんが近くにあって、しっかり栄養を取り免疫力を保つ必要があるHIV陽性者の方々や、栄養失調の人々に、利用しないなんて「もったいない!」
ということで、だいぶ前から、そわそわと苗を買ったり、あちこち探し回ったり、植えたり、引き抜かれたり、植えたり、切られたりを繰り返し、ようやく本日3度目の正直で、しっかり病院長の許可をいただき、病院の敷地内に植えることができた。
女の子にはやらせられないと、せっせと手伝ってくれた、アスカリさん(警備の人)と共に、
ワンガリ・マータイさんを気取りながら、PSCの裏に植えることができた。
アスカリさんと掃除のおっちゃんを見方につけたからには、引き抜かれたり、カットされたりの心配はないであろう・・・・。
これからが、楽しみだ。
秋田の田舎で育ち、自然に育てられてきた私だけど、ケニアに来て、新たに知り、感動させられる自然の形がたくさんある。
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