『アフリカ=楽天的&ど根性=それが、ビジネス成功の最大の武器。』 By Mr.A(日本人)
「アフリカにはきっと何かがある!」、「これからはアフリカの時代だ!」そう思って、ずっとあこがれていたアフリカ。
そのアフリカは、というか今いるケニアは、私の予想以上にPOWERあふれるところだった。
そんなケニアで、HIV/AIDSと隣あわせで生きる人々を目の前にして、私は、何ができるんか?
たぶん一年間くらいは、よく分からないんだろうと、覚悟していた。
Last Friday、私を含め、我がPSC(Patient Support Center)はほとんどみんな飲まず食わずで、朝7時から夜7時までの12時間労働をするはめになった。
理由は、患者さんのことを記録するフォーム用のコピー用紙が援助団体との関係で、うまく手に入らなかったかったため、記録する紙がなくなり、200人もの患者さんを、待たせることになってしまい、バタバタ、ミス連続 & あとの処理 & この反省を生かした次の週への準備に追われたためだった。
私自身もものすごく疲れた。しかし、すべてのスタッフもくったくた。そして、PSCの女BOSSはしばらく椅子から立ち上がれないほど疲れていた。
日本でも「花金」といえば、仕事を早く終え、町に繰り出す日である。ケニアでも、人々は金曜日にもなると、いつも以上に仕事をものすごく早く切り上げて帰っていく日である。
しかし、うちのPSCは、毎日毎日病院の他の部門が開くだいぶ前から、働きだし、誰よりも遅くまで働く。
スタッフのほとんどが、HIV陽性者の結構な高齢の人で、容量が悪いところや適当なところもあるが、彼らは、自らの熱意で働いているんだと思う。
特に、女BOSS。
スタッフにも、患者さんにも、自分自身にもものすごく厳しい。スタッフに嫌われても、鉄の女的なイメージになっても彼女は、みんなを叱咤激励し、患者さんのために、いつも戦っている。
HIV/AIDSに関してきっと先端のいっている方であろうケニアでもまだまだ、その問題は、ゴールがドコにあるのか、ゴールがあるのか、いろいろなことが絡んだ、果てしない問題である。
しかし、Last Friday、その果てしない敵に、ぶつかっていく一人の戦士を見た気がした。(ちょっとかっこつけた言い方になってしまったけど・・・・)
私も彼女によく怒られるし、怖い存在ではあるけど、彼女に真の優しさを見た気がした。
一人くたくたになりながらでも日々戦う彼女と、愚痴を言いながらもその情熱に影響されるスタッフたち。
それが、我がPSCの強さの秘訣である。
私は、何かの専門知識などはないし、彼らのとてつもない戦いの中のほんの二年間接っするだけである。
だけど、この二年間全力で、彼らの戦いを応援したいと思う。
ドコに焦点を絞り、誰のために、何をするのか、それが人生の、この活動の、キーポイントになるとするなら、その答えが、そこにある気がした。
私が、スキーをしてきて好きだった一場面。
一度スタートをきってしまえば、タイムとの、己との、一人の戦い。
その緊張感の中で、戦いに挑む選手に、心からの声援が贈られるスタート。
私がスキーで学んだことの一つ。
戦っているのは一人に見えても、たくさんの声援の壁が心を支えるということ。
真剣に戦いう一人がいる限り、私も絶えずエールという名の行動を贈っていこう。
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