ユースと関わるようになってから、
予算がなくてうまく機能しないグループや、
どこからか、支援を受け活動費を出してもらっているうちはいいが、その契約期間を終えると行き詰まる人たちを多々見てきた。
これから、世界的にエイズ対策のための予算が減少していくようだし、
仕事を持つこと is 大切!
とくにDavid君たちのグループには、なんとか継続的にシアヤの未来のために、活動してもらいたいと強く思いをはせる毎日だった。
今は、なんとか少しの支援を受けていて活動は続けられているが、ギリギリ。
演劇や歌・踊りなどでコミュニティのために活動するグループなので、できればそれを活かして、ビジネスを!とか、
地域に密着しローカルなところを活動場所としているので、地産地消のビジネスを!とか、
いろいろ考えて、
DVDも製造&販売もしてみたし、
モリンガマンダジ(モリンガパウダー入りの揚げパン)も売ってみたし、
畑もやってみたし、
Donge la Siaya:シアヤの塊(シアヤでとれるローカル野菜パウダーの入ったヘルシーなコロッケ的な食べ物)も売ってみている。
彼らがやってみたいということには、極力共に挑戦してきた。
しかし、ほぼ失敗に近い。
理由は根気。
小さいビジネスなので、作ればそれなりに売れるし、
頭を使い、労力を惜しまなければ、コストも抑えられる。
でも、長続きしない。
しかし、商売なんてもんはそんなに簡単なもんじゃ~ない。
とーちゃんとかーちゃんの背中を見てきた私は、よ~く知っているつもり。
だから、時間が許す限り、その根気を応援するのが私の役目。
援助に頼らず、自分たちの活動と、生活ができるくらいのお金を自分たちで稼せごうぜ!と背中を押し続けるしかない。
てことで、この度の挑戦はマンゴージュース売り。
今まではボーイズの挑戦が多かったが、今回はガールズがやる気になってくれた。
マンゴー50個を160シル(約160円)で買って、水と共にミキサーにかけ、10リットル程のジュースを作り、それをコップ一杯20シル(約20円)で売る。
ま、手間もあんまり掛からないし、それなりに儲けのある商売かな。
しかし、その商売には冷蔵庫と、電気が必要。
ということで、赴任当初先輩隊員から買い受けてから今まで、ただの棚になっていた我が家の冷蔵庫がまさかの出番となった。
もはや小さいことを考えるのも面倒なので、
もちろんただの援助者にはなりたくないので、
我が家の台所有料。
電気、水道代込みで、一回につき50シル(約50円)。
思考錯誤しながらも楽しそうに作業をする彼女たち。
信頼できる子たちなので、ご心配なく。
しかも、最後は毎回きれいに掃除までしてくれる。
むしろありがたい。
商売繁盛を願うばかり。
彼女たちに負けじと、ボーイズは、畑と鶏を育てて売る商売を始めるようだ。
David君は、シアタートレーニングや台本作家として学校相手に商売を始めていくようだ。
私も、引き続き「Donge la Siaya(シアヤの塊)」 を押していこうと思う。
うまくいくなんていう保証はないけど、若いうちはいっぱい失敗すりゃーいい。
挑戦なくして、成功なし!
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